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Godsmack、Slipknot、Papa Roachと二百万枚のセールスを超えるバンドが登場し、新たなシーンの登場を告げている。KornやLimp Bizkitが巨大化する中、彼らが切り開いた道に独自の要素を植え付けようと必死にやってきたバンド達だ。Ozzfestに参加してきたバンドの推移を見ると、このシーンの動きが良くわかる。既に夏には欠かせないイヴェントとなったOzzfestだが、毎年、新しいバンドがセカンドステージに登場し、話題を集めている。そして昨年セカンドステージに出たバンドはメインステージへと進み、更に多くのファンを獲得できるチャンスを得るのだ。Limp BizkitだってOzzfestに出演していたのに、そんな事実が奇妙に思えるくらい新たなバンドが登場しているのが現状だ。
そんな中でも、今年のOzzfestのセカンドステージに初めて登場したThe Deadlightsは、これから大いにシーンを沸かせてくれそうな期待のグループだと思う。彼らのデビューアルバム『The Deadlights』では、これまでにシーンを作り上げてきたバンド達に上手い具合に影響を受けながらも、独自の音楽世界を築き上げている。Duku(Vo G)、Jerry(B)、Billy(G)、Jim(Dr)の四人がその記念すべきデビューアルバムのプロデューサーに選んだのが、Sylvia Massy、Toolの最初の二作品をプロデュース、ミックスした人物だ。
『The Deadlights』は、SylviaMassyが得意とするドラムとベースラインを強調した音作りに、The Smashing PumpkinsのBilly Corganを思わせる歌声、メロディーを持ち合わせた作品と言えるだろう。それでも、Toolから影響を受けた曲全体のダイナミズムと、独自のセンスを加わえたメロディーラインが、アルバム全体のレヴェルを何倍にも押し上げている。へヴィーだがメタルに陥ることはなく、キャッチーだがポップではない辺りに上手さを感じさせる。
今現在、日本では輸入盤すら目にする事の無い彼らのデビューアルバムだが、来年、再来年と全米でブレイクが起きて全く不思議は無い出来を持っている作品だと思う。シーンが急速に飽和状態に向かう一方で、彼らには是非その先に進んで欲しいものだ。
reviewed by 南慎治.
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