ディック・ルード監督作品

Joe Strummer

"Let's Rock Again!"

これはイメージ写真で、hanasanが'02年10月1日に新宿リキッドルームで撮影したものを使っています。

The official site

Strummer Ville

http://www.strummerville.com/

Let's Rock Again!

http://boid.pobox.ne.jp/rockagain/



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Joe Strummer

"The Clash London Calling - 25th anniversary edition"
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buttonmag files : Joe Strummer

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 この映画は、101ers〜The Clash〜Joe Strummer & The mescaleros と、30年近くもロックし続けたジョー・ストラマーという男の、2001年U.S.ツアーと2002年日本ツアーの2年間を追い続けたドキュメントだ。ファンを想う優しさ、音楽に対するひたむきさ、そういったものが至るところで感じられ、ボクがファンだからといったひいき目を差し引いても、ヘタな恋愛映画なんかよりずっと愛に溢れているし、作り上げた物語なんかより全然哀愁が感じられ、泣ける。

 ジョーのファンを思う気持ちが端的に表れていたのが、冒頭のシーン。2002年10月1日といったら、当時まだ新宿にあったリキッド・ルームでのメスカレロスのライヴだ。たしかこの日は、交通標識をもなぎ倒すほどの記録的な大型台風が、都心を直撃していた気がする。

 ジョーは予定の楽曲をすべて終え、楽屋の戻ってきてメンバーと話をしている。その最中、楽屋のモニターに映し出されたファンが多く残るフロアを見たジョーは、「すげぇ! みんなまだ残ってるよ。もう1曲演りにいこうか」とメンバーに一言。「何にしよう、そうだYALLA YALLA がいいな」ホント嬉しそうにそういって、メロディを口ずさみながら、別れを惜しむファンの元にジョーは当然のように戻っていった。その場で曲が決められていることからも、これが予定外のアンコールであることは想像に難くない。この日実際に足を運んだファンにしてみれば、楽屋でのジョーのこのやり取りは、彼の温かさをリアルに感じられるたまらないシーンだろう。

 "生きるための闘いだ。悪くない感じではあるし、五分五分には持ち込みたい。"映画の中でジョーはそう発言する。

 ジョー・ストラマという男が、ロックの殿堂入りも果たし、世界中のロックファンから愛されるスーパースターであることは、改めてここでいうまでもない。そんな人物が、名声や金、地位なんかよりもファンをこの上なく大切にし、自分に有利な風向きの「生きるための闘い」でさえ「五分五分でいい」といい切ってしまう。これはつまり「欲を出せばキリがない。自分が多くを手にすれば、その一方ではそれを手にできない人が出てくる。それは本望じゃない」ジョーのそんな想いの表れなのだろう。ときにはライヴの後で3時間でもファンのサインに応じたという"噂"が、この映画を見れば真実だと確信できる。

 彼の魂こそストラマー・ヴィルに引き継がれてはいるものの、惜しむらくは、「 Let's rock again!」と一言、ジョーが意気揚々とステージへと戻っていく姿も、今となってはこういった映像でしか目にできないこと。彼が本物のロックの"星"となってから、22日で丸3年が経つ。

元クラッシュ、3年前に急逝したジョー・ストラマーの最期をとらえた魂のドキュメント! 〜Let's rock again!〜

■2006年2月11日、吉祥寺バウスシアターにて爆音レイトショー開始!(地方上映の予定もあり)

■DVD来春再発決定!!

詳細はH.P.にて


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