ジ・アーリー・イヤーズ

The Early Years

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 2006年9月25日、ジ・アーリー・イヤーズのデビュー・アルバム『ジ・アーリー・イヤーズ』発売。3か月後の12月20日には日本盤(ボーナス・トラック付)が発売されることも既に決まっており、試聴を含め、詳細はベガーズ・ジャパン内のアーティスト・サイトをご覧いただければと思う。いろいろ言葉で語るより、まずはとりあえず聞いてもらうほうがいいだろう。オフィシャル・サイトマイスペースのページでも簡単に音源を聞くことができるという有難い時代だ。

 2003年12月、ディヴィッド・マルキンソン(g)がロンドンで行ったソロ・ライブ。そこで出会ったロジャー・マッキン(g)、フィル・レインズ(ds)が加わりジ・アーリー・イヤーズが生まれた。2004年3月、初リハーサルと初ライブ。その後、わずか80ポンドで借りたスタジオでレコーディングされたというデモを2ヵ所に送る。送った先はジョン・ケネディ(Xfm)とヒュー・スティーブンス(BBC Radio One)。彼らの耳に止まった"All Ones And Zeros"はラジオで流され、両ラジオ局でのセッションを行う機会を得る。また、ヒューから別のDJへと渡ったその音源は、より多くのリスナーの耳に届けられることとなる。私が初めて彼らのことを知ったのもこの時期。2005年4月頃のことだったと思う。それから半年後、あのベガーズ・バンケットと契約。2006年1月、シングル「All Ones And Zeros」でデビュー。3月にはレーベル・メイトのCallaのサポートとしてUKツアー行う。私はここでようやく彼らのライブを見ることができ、バンドの将来性に期待が膨らんだ。6月にはセカンド・シングル「So Far Gone」を発売。その時点でアルバム製作は最終段階にあり、発売は9月を予定しているとのことであった。

 およそ1年ほど前からアルバムの製作は始まっていたようだ。長期ツアーに出るということはなくとも、バンド結成時からロンドンを中心にライブ活動はずっと続けられていた。 昨日今日学校を出たばかりのキッズでもなければ、大学で出会って結成されたバンドというわけでもない。音楽を愛する気持ちに年齢など関係ない。しかし、実際にバンドとして活動していく上で、知識や技術だけでなく多少なりとも経験というものがモノをいうのではないか、と思う。彼らの個々の経歴を私が知る由もないが、限られた時間でこれだけの作品に仕上げられたのだ、これからがいよいよその実力の見せ所といったところだろう。

 "All Ones And Zeros"、"Simple Solution"、"So Far Gone"といった自然と頭を振ってしまいたくなるような楽曲や、"Things"、"Brown Hearts"、"High Times And Low Lives"といったじっくり聞き入りたい楽曲もあれば、"Musik Der Fruhen Jahre"(何ゆえこれだけ独語のタイトルなのかしら)のようにエレクトロニカのアーティストかと思わせるような楽曲もある。ギター・キッズでなくとも「どうやって鳴らしているんだろう」とヘッドフォンの向こう側の世界を思い描いてみたりしたくなる。真夏の太陽の下で聞くよりも、やはり今この時期、「秋の夜長」に聴くのが似合うアルバムだ。外でやかましく美しく鳴いている秋の虫たちの響きにも負けないくらい、私のヘッドフォンの中ではギターのフィードバック音が大音量で鳴り響いている。

 「ヘッドライナーでツアーをする時には必ず見に行くから」。そう約束したのが1年前のこと。その時はもうすぐやってくるのだと信じている。爆音を美しく吐き出す英国の会場で再びナマで彼らの音を聞くことができる日がやってくるのが待ち遠しい。




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