朝霧ジャム - イッツ・ア・ビューティフル・デイ - @ 朝霧アリーナ (7th to 8th Oct '06)
- 本門寺重須孝行太鼓保存会 - 真っ直ぐに伸びる腕と音
朝霧の朝は早い。散歩を楽しむ人、朝日を浴びながらヨガで心身を整える人、朝ごはんを買い求める人…。7時にテントを抜け出した時にはすでに会場は一日の活動を始めていた。毎年恒例のラジオ体操はもちろんのこと、10時過ぎにスタートした本門寺重須孝行太鼓保存会の演奏時にはほとんどの人が今日を楽しむ準備万端だった。
和太鼓の演奏ということで、どんなヴェテランの方が出てくるのかしら? と思っていたら、勇ましいスタイルでずらりとステージに並んだのはうら若き女性たち。中には小学生もいたのではないだろうか。勇壮な太鼓の生音が響きはじめると、ビシッと揃った音色に体中の液体が沸き立ち、楽しいのになぜか涙が込み上げてきた。力強く、真剣にこのステージに取り組むその表情には、真剣だからからこその笑顔が見えていた。気の抜けた顔をしてる人はひとりもいなかった。一糸乱れぬ演奏を聴きながら、「この日のためにたくさん練習したんだろうね…」と父兄のような気持ちになってしまい、また感涙。この日のために創ったという新曲では、普段のライヴと同じようにステップを踏み、踊りだすお客さんの姿も。この高揚感はロックですよ!
すっきりと伸びた背筋、天までとどくほど突き上げた腕、勇ましく振り上げられる足の動き。最後まで乱れることのない、しゃっきりとした姿勢にまたまた感動してしまった。こんなに真っ直ぐさが伝わる光景には普段なかなか出会えないから。演奏が終わった後、挨拶をした方が感極まっている姿をみて、ここでももらい泣き。いったい何回泣かせてくれるんだろう。20分間の短い出番だったけれど、もっともっと太鼓の魅力に触れてみたくなった。本当に真っ直ぐな姿勢は、楽しさとともに感動を連れてくる。
|
report by wacchy and photos by hanasan
|
Asagiri Jam : It's a beautiful day - intro - (JAP / ENG)
over all view : 幸せな2日間
over all photo document : over all photo documentary - ikesan's version
|
mag files : Asagiri Jam
Jam Special '05 : JAP / ENG (05/10/01 - 02) : photos by hanasan, hiroqui, saya38, keco, ikesan, sam & yusuke
Jam Special '04 : JAP / ENG (04/10/02 - 03) : photos by hanasan, ryota, sama & yusuke
review (02/09/28 - 29) : review by akira noguchi, photos by hanasan & maki
今年は雨 (02/09/28 - 29) : review by nob, photos by ikesan
photo report (02/09/28 - 29) : , photos by ikesan
|
|
|