コンドウトモヒロ(PEALOUT)・インタヴュー
「もっと唄いたいっていう気持ちは、10年間変わっていない」
--Part.3--
このインタビューの次の日に行われたワンマンライヴは、宣言通りスタンディング&譜面ナシで敢行! ひとりでやった弾き語りの中ではベストといってもいいのでは? という歌と演奏を見せてくれた。このワンマンは、月イチで三軒茶屋にあるGrape Fruits Moonというライヴハウスで行われている。
--毎月やってるワンマンも毎回指向が違ってておもしろいですよね。
「俺の場合本数いっぱいやってるから、毎回なんか違う見せ方をしたいな〜と思って。去年ソロで30本やって」
--30!? 多いですね。
「さらに今年は、前半はバンドよりソロの方が圧倒的に多いんだよね。月5本くらいやってることが2〜3回あったから。特に月イチでやってるGrape Fruits Moonのワンマンは、見てる人も毎回楽しめるようにしたくて。カヴァーだけの日があったり、曲でもアコギでやってるやつをピアノでやってみたり、ピアノでやってるやつをアコギでやったりとか。そういうのの一環としてバンド編成もやってるっていうか。いろんな角度から見せ方をしていきたいなと。そうしたら見てる人も飽きないだろうし。そこから違う発見もお互いあるだろうし」
--毎回飽きないというのはすごく感じますね。
「それは自分の中でコンセプトとしてあって。元々なんであそこで月イチでやろうかと思ったかって、ウチが近所っていうのもあるんだけど、ウチの近所で、月イチでここにいけば近藤が歌ってるのが見れるっていう場所をつくりたかったから。それは告知とかあまりやってなくて、情報誌とかにはのってないし。PEALOUTのHPかファンクラブの会報か見ないと載ってないよっていう感じで。それを嗅ぎつけて、来てくれて、それでまた見たいっていう人がいたら、そこにいけば必ず見れるっていう場所をちゃんとつくりたいと思って。それがこの2年でちゃんとできたと思うのね。
月イチでそこに行けば近藤のライヴが見れる、ただ、毎回違うよねって。月イチで見れるから3カ月に1回見れればいいや〜っていうんじゃなくて、今回はこういうの見た、来月は何見れるんだろ?みたいなことができたらいいなと思って。それが今は出来てきてる」
--今後、新たな展開は考えてますか?
「今、曲が20曲くらいあるから、いずれ音源にしたいな〜とは思ってるけど。まだ無理だから、来年、再来年あたりに。今はあえて出さないっていうか、ライヴに来ないと聴けないって感じにしてるんだけど。曲が増えてくると、どっちかっていうと新しい曲やりたいから最初の方に作った曲は好きな曲でもだんだんやらなくなってきて、それはもったいないなって。形には残さないととは思ってる。そのうち。まだ、そのうちとしかいえないけど」
具体的にではないにしろ、『音源』という言葉が出てきたことは単純にうれしい。ライヴに行きたくてもなかなか行けない人は特にだろう。でも、それはまだ先の話になりそうだ。その前にPEALOUTがシングル、アルバムを連続リリースするので(シングル「ROLLS」(9/2タワーレコード限定発売)、アルバム「ROLLS NEVER END」9/15発売)、そちらの話も聞いてみた。弾き語りでやってきたことがここにも反映されているらしく…。
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interview and photo by wacchy
コンドウトモヒロ(PEALOUT)・インタヴュー :Intro / 1 / 2 / 3 /4 / 5
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