京浜ロック・フェスティヴァル @ 東扇島東公園 2010.10.10

イントロ – フリー・フェスへの価値ある挑戦
特集 – 「フリー・フェスへの価値ある挑戦」京浜ロック・フェスティヴァル @ 東扇島東公園 2010.10.10

京浜ロック・フェスティヴァル
 今年で3回目となる京浜ロック・フェスティヴァルは、入場無料、投げ銭(カンパ)と飲食店の売り上げのみで運営された。野外ということもあって、気になるのはやはり、お天気。前夜はどしゃ降りの雨模様で、おそらくこのフェスに携わる全ての人が不安で堪らなかったに違いない。私も祈るような思いで空を見上げていたが、前日の公式ツイッターに掲げられた、総合プロデューサー久保田麻琴氏による「中止なんて話は一切無し。」の言葉に勇気づけられ、夜明けを待った。

 当日になって雨は上がり、好天予報を期待しながら会場へ到着。駐車場も無料とのことだったので、混雑が気掛かりだったが、するすると入場できた。京浜ロック・フェスティヴァルまた、会場となる埋立地の東扇島東公園は、余程水はけ良く作られているのだろう、あの雨にもかかわらず、ぬかるみはほとんどなかった。徐々に晴れ間が広がり、気温も上昇。芝生に腰を下ろしてビールを飲む姿も目立ってきた。

京浜ロック・フェスティヴァル 昨年同様、2台のステージ・トラックが公園一角に配置され、交互にライブが行われる。各々、月ステージ、星ステージと名付けられ、片方の演奏が終わると、もう片方ですぐに次の演奏が始まるスタイル。セット・チェンジの時間を待つことなく、スムーズに進行していくので、次々とたくさんのライブを楽しめるのがいい。ステージから臨む運河には大型タンカーが悠々と横切っていく。対岸には京浜工業地帯の機械群や煙突が立ち並び、羽田発の飛行機がひっきりなしに飛び交うシチュエーション。港に陽が落ちて工場の電飾がきらめきだす時刻になると、月ステージ上空には三日月が懸かった。

 大成功だったと思う。フリーで行うことは大きな賭けだったと察するが、価値のある挑戦だったのではないか。京浜ロック・フェスティヴァル何と言っても気持ちがよかった。「善意」で人々が動く時、そこはよろこびに満ちるのだということに気付かされた。それは出演者、スタッフ、そして観客の表情が物語っている。

 この模様は編集長のhanasanとnachiが取材。順次、フォト・レポートをアップしていく予定です。

–>トクマルシューゴ

京浜ロック・フェスティヴァル

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Photos:
Nachi Yamazaki
nachi@smashingmag.com

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