オブリント・パス (Obrint Pas) @ 横浜グラスルーツ 2010.12.03

ヴァレンシアからやって来たコンバット・ロック、カタロニアに生まれた反逆の音楽
フォト・レポート @ 横浜グラスルーツ 2010.12.03

Obrint Pas
Obrint Pas
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 スマッシング・マグが前回、このバンド、オブリント・パスを取材したのは7年前に遡る。彼らが3枚目のアルバム『Terra(テラ)』を発表してしばらくした頃、イタリアのローマを拠点に活動する、おそらく最もラディカルなバンド、バンダ・バソッティと彼らのレーベル、グリダロ・フォルテ(大声で叫べ)が主宰していたストリート・ビート・フェスティヴァルでのライヴだった。このとき、日本から参加していたのがブラフマン。彼らやドーベルマンをここに連れてきたのが今回の主催者、ジャポニクスの小宮山ショーゴで、今回のライヴが始まる少し前、当時の思い出話に花が咲かせていた。実は、あのライヴ会場への到着が遅れてしまったのがオブリント・パス。おかげで彼らがヘッドライナーだったバンダ・バソッティの後に出演するという珍事が起きていた。今とは比較にならないほどマイナーな存在だったんだが、深夜を過ぎても7〜8000人はいただろう、オーディエンスが会場を去ることはなく、大騒ぎしていたという印象が脳裏に焼き付いている。

 そのオブリント・パスの噂を耳にしたのは昨年のSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)だった。このとき、彼らと同じくカタロニア出身だというプロエン・カチンバスを取材しているんだが、彼らのレーベルからいただいたのが、このオブリント・パスの力作『Benvingut Al Paradis(ベンヴィングット・アル・パラディス)』だった。以前持っていた『Terra(テラ)』と比較すると格段にパワーが増して、バンドが大きく成長していることを伝えてくれたのがこの作品。いうまでもなく、ファミリーと言ってもいいだろう、マヌ・チャオあたりにつながるエネルギーに
引き込まれて、しばらくは、このアルバムにはまってしまうことになる。以来、最も来日してほしいバンドのひとつが彼らだった。

 その彼らが来日している。今回は初日の横浜グラスルーツで彼らを見ることができたんだが、この時点でなんと機材の到着が遅れていて、日本の仲間から楽器を借りたり、キーボードにいたって日本で買ってライヴをしていたという。会場は小さいし、彼らのことを知っている人も少ないのではないんだろうかと想像していたんだが、そんな心配は全く関係なかった。そのあたり、写真を見ていただければ充分に伝わるだろう。

 本来、即日アップして、各地で行われた彼らのライヴに足を運んでいただければ、その魅力に圧倒されることになったんだろうが、残りは7日の東京を残すのみ。ただ、このライヴにはDJ Rude(ルーデ)が加わることになっている。彼もバンダ・バソッティ一派で、ここ数年はラ・キンキー・ビートでも活躍している。おそらく、大騒ぎの一晩になるはずだ。ぜひ、とてつもないパワーを持つカタロニアン・ロックを体験していただければと思う。

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Koichi "hanasan" Hanafusa
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One Response to “オブリント・パス (Obrint Pas) @ 横浜グラスルーツ 2010.12.03”

Comment from Kunihiko SASAKI
Time 2010年12月9日 at 11:46 PM

僕も同じ場所で写真を撮っていました。
ウェブにあげているのでよかったらご覧ください。
2010/12/03 Obrint Pas at Grass Roots
http://www.flickr.com/photos/sasaking/sets/72157625549787132/

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