サターン @ 難波ハッチ 2011.10.15

伝説の室内イベント、サターンがついに復活。
特集 – 「伝説の室内イベント、サターンがついに復活。」 @ 難波ハッチ 2011.10.15

SATURN 
 2004年に京セラドーム(旧大阪ドーム)の9Fあるドーナツ型のスペース、SKYHALL(スカイホール)で行われた伝説のオールナイト・イベント「サターン(SATURN)」が会場を難波ハッチに移して7年振りに復活した。

SATURN2011 会場は昼の部をデイライト(daylight)、夜の部をルミナス(luminous)と名付け、お昼の13時より昼の部がスタート。会場の客入りも順調で七尾旅人、サケロック、ハンバートハンバートと豪華なライブが続いてゆく。メインステージは申し分の無い盛り上がりを見せていた。

 ディオーネ・フロアに足を運んでみると、ラッパー、トラックメイカー、DJ、作詞家、プロデューサーなど、多彩な才能を持つイルリメがライブとショーをミックスしたようなステージを見せている。偶然にステージ前方にいたお客さんをステージに上がらせたと思うと、客との即席のパフォーマンスを披露。その斬新かつ奇抜なアイデアに会場も笑いが絶えないステージとなっていた。

浦朋恵リズム&ブルースブレイカーズ その中でも一番衝撃を受けたのバリトン・サックス奏者、浦朋恵率いる、浦朋恵リズム&ブルースブレイカーズだった。フロントに立つ浦朋恵のクイーンサイズの大きな体から放たれるバリトン・サックスの音色に会場のヴォルテージは最高潮となり、たちまちダンスフロアと化していた。デイライトが終幕すると観客は総入れ替えののちに、夜の部のルミナスがスタート。昼間とは打って変わって、色とりどりレーザービームや映像を映し出すスクリーンがステージ上に配置され、全く違う雰囲気になっていた。

 このサターンのメイン・アクトと言ってもいいダブステップの貴公子こと、ジェイムス・ブレイクが登場すると、張り付いたような表情を見せたのが会場の雰囲気。彼が大阪でどんなパフォーマンスをするのか?という期待の高さが伺えた。まずジェイムス・ブレイクの音を聞いて率直に音源の再現力が非常に高かったと感じた。彼が目当てで集まった観客にライブ後に話しを聞いてみると、皆大満足の様子だった。

ジェイムス・ブレイク ジェイムス・ブレイクの後は、砂原良徳がライブ終盤に今年7月に急死したレイハラカミのjoyという楽曲を演奏すると会場から、大きな拍手が送られていた。最後は石野卓球が会場を大いに盛り上げて終演の5時まで演奏。音止めのAM5:00となったが、観客から異例のアンコールへと続く。床には酔いつぶれた者や眠気に絶えきれなかった者が座り込んでいたが、もちろん、最後まで踊り続けた元気な人もいっぱいいたということは言うまでもないだろう。

 余談だが、この日の大阪では昼間から開催されていた「ミナミホイール2011」や、オールナイトで難波ロケッツで開催された「F.M.W 2011」、そして、名村造船所跡地では小室哲哉、中田ヤスタカが出演した「アソビナイト!!!」など面白いイベントが目白押しの週末だった。大阪の音楽シーンが大きなイベントの数々で大きく盛り上がった夜となった。このサターンは7年ぶりだが、室内大型イベントとしてまた新しい形を模索しながら来年も開催されることを期待したい。

 残念ながらサターンに出演した全ての出演者を撮影はできなかったが、これから写真レポートを随時アップしていくので、楽しみにしていただきたい。
SATURN2011

–>七尾旅人

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