シャーベッツ @ 名古屋 ダイヤモンドホール 2012.02.25

再び動き出した、ロックンロール
フォトレポート@名古屋ダイヤモンドホール 2012.02.25

SHERBETS
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 お帰り、ベンジー。会場から聞こえるそのフレーズは、どの会場でも聞こえる定番のフレーズになっている。フジロックの会場でも、シャーベッツ以外でも聞かれるこの言葉は、それだけ多くの人がベンジー・浅井健一の音楽を愛している、求め続けていることの証明だと言える。

 動き出したシャーベッツの全国ツアー『Lux Fox Tour2012』の初日。2011年、冬眠から目覚めたシャーベッツだが、待望の全国ツアーは名古屋からのスタートとなった。

 定刻になり照明が落ちる。薄暗い会場に流れてきたのは、マイルス・ディビスの「ラウンド・ミッドナイト」。これまでの選曲とあまりに違ったので、正直びっくりした。そして、どんなライブを見せてくれるのか、否応無しに期待が高まった。

 ライブは最新作『FREE』の中から、「ラヴ・ビーン」で幕を開けた。序盤から「カミソリソング」、「ハイスクール」と立て続けに疾走感あるロックで会場の勢いも一気に上昇。ダイバーがステージに押し寄せてくる。中盤からはスローな楽曲が続き、ベンジーの詩が作り上げる世界を極限までに美しく、荒々しく音に変えていく。その様は、いつ見ても言葉を失うほどに美しく、凶暴だ。叫びたい衝動を押さえながら、じっと聞きいるしかなくなってしまう。

 終盤からは、押さえていたものを吐き出すように、一気に畳み掛けてくる。その勢いをいなすように、本編のラストは「ブラック・ジェニー」で終了。アンコールに登場して届けられたのは、「水」。静かに歌い上げるベンジーの声に、会場も静まりかえるが、聞こえてきたギターリフに再び目を覚ます。「JJD(ジョーンジェットの犬)」で会場もステージも最高の盛り上がりを見せて、ツアー初日は幕を閉じた。

 個人的に聞きたかった曲が多く盛り込まれたセットリストに、とても興奮したライブだったのは間違いない。その一方で、あれも聞きたかった、これも聞きたかった、と言うわがままな気持ちも正直なところ。今回の全国ツアーは4月まで続く久々のロングツアー。各会場でどんなセットリストが届けられるのかは会場に行った人しか分からない。冬眠から目覚めたシャーベッツの今を、ぜひ感じてほしい。

— Set List (原文のまま)–

Love Bean / 未来のマシン / トラベッカホテル / カミソリソング / ハイスクール / Neibourhood Funky Special / リディアとデイビッド / はくせいのミンク / これ以上言ってはいけない / キャプテンフリー / KODOU / Sweet Angel / Super Tonga Party / シェイクシェイクモンキービーチ / TAXI DRIVER / Black Jenny
— encore —

水 / JJD

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