アンリエッタ(Anrietta) – 「デビュー作『Memoraphonica(メモラフォニカ)』に込めた願いとは。」 – part.4

やっぱりこの時代に生まれたんだから、面白いことはガンガンやっていきたいですよね。現代っ子バンドです(笑)。
インタヴュー 「デビュー作『Memoraphonica(メモラフォニカ)』に込めた願いとは。」 2012.05.01

__ 続けて、アートワークのコンセプトも教えてください。この女性はkokkoさんになるんですかね??

Anriettakokko:アートワークは、イラストレーターの伏臣武さんに音源を渡して、自由に書いてもらいました。
 
genki:こう言うと適当って思われるかもしれないんですが、コンセプトというコンセプトは打ち合わせてないんですよね(笑)。これは今回のアルバムに関してPV制作もそうだったんですが、お願いするクリエーターの作品が好きで、その方の感性というフィルターを通したら、自分たちの作品がどう仕上がるのか?っていうのも試してみたかったんです。それが今回はどんぴしゃにハマったんじゃないかなと思っています。

__ 制作している中で大変だったことや苦労話。また、リスナーに向けてここを聴いて欲しい、思い入れのある曲などあれば教えてください。

genki:個人的な話をすると、今回は僕が全曲ミックスをしたんですが、それはもう全曲苦労しましたね。もう絶対ミックスするもんかって思いました(笑)。レコーディングでも元々演奏技術の高いバンドじゃないし、経験も浅いので全般的に苦労はしましたね。あと、聴き所は僕の好みで言うとラスト3曲の流れ(「Grassky(グラススカイ)」~「thaw(ソウ)」~「Story of circle(ストーリー・オブ・サークル)」)が特にお気に入りかな。最後の曲はバンド・サウンドではないんですが、こういう曲があるからこそ、”アンリエッタというバンドが単なるバンドじゃないんだ” って言えるのかなと思っています。

__ この 『メモラフォニカ』はメンバー自らが自宅からUstream(ユーストリーム)で、リリースの告知を行っていました。また、僕も何度か拝見していますが、ライヴもUstreamで積極的に配信されています。以前は2ndデモ音源を各所で無料配布、オフィシャル・サイトで無料ダウンロードで提供していました。現在あるサービスを上手く利用しながら、リスナーとの距離を縮めたり、新しい出会いや輪を生んだり。そういったバンドの姿勢は個人的に凄く好意的に感じてます。

genki:やっぱりこの時代に生まれたんだから、面白いことはガンガンやっていきたいですよね。現代っ子バンドです(笑)。ある意味、活動の主軸がTwitter(ツイッター)とも言えるようなバンドなんですが、活動初期からネットを利用した活動っていうのは視野に入れていました。リスナーとの距離の近さは面白いと思いますし、今は音楽業界的にも個々の音楽に対する価値観にしても過渡期にあるんじゃないかなって。だからこそ、他のバンドがやっていないアプローチやコンテンツで刺激を与えられたらいいんじゃないかなと思っています。それとUstreamに関しては、自分たちで配線を組んでライブをやっているんですが、音へのこだわりもあって、ただやるだけじゃなくクオリティの高いものを目指したいと思っています。あとは、Twitterでバカをやりすぎて嫌われないように注意しなきゃいけないですね(笑)。

__ 本作は、広島にあるNovel Sounds(ノベル・サウンズ)からリリースされます。Matryoshka(マトリョーシカ)やBertoia(ベルトイア)などが所属しているレーベルになりますが、こちらからリリースされることになった経緯は?

genki:偶然、観に行っていたライブがNovel Sounds所属バンドの企画だったんですが、そこにオーナーの増井さんがいらっしゃってて、これまた何の縁か偶然、紹介してもらえてデモ音源を渡すことができたんです。それから「よかったら、うちからどう?」ってことでお話を頂いてリリースが決まりました。こういうのも変な話ですが、運が良かったといいますか(笑)。出会いに感謝ですね。

__ 最後の質問になりますが、今後の予定・展開を教えてください。

genki:デビュー作のリリース・パーティーを “6/24(日)に下北沢ERA” で開く予定で、ライブは今のところそれだけしか決まっていません。本数は今まで通り少な目でやると思いますが、内容に関してはUstreamでもそうですが、映像面での演出もこだわった濃い作りにしていきたいですね。それと、アルバムを出したばかりですが、どんどん曲を作って新作に向けて動きだしたいと思っています。今ある形をふまえた上で、さらに研ぎ澄まされたものを作れる伸びしろのようなものはみんな感じていて、早く次の段階に進みたいってのが正直なところですね。あとはコンスタントにネットでの活動もリスナーに提供できればなと思っています。

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Text:
Takuya Ito
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