山中千尋 @ 多治見市文化会館 2012.09.09

桐生市の心とともに世界を渉るジャズピアニスト
フォト・レポート @ 多治見市文化会館 2012.09.09

山中千尋
山中千尋
山中千尋
山中千尋
山中千尋
山中千尋
山中千尋

 世界で活躍するジャズピアニスト、山中千尋の自身初めてとなる国内ホールツアーが始まった。

 山中千尋は、 国内の大学を卒業後、名門、バークリー音楽大学へと進学し、首席で卒業。卒業後すぐに発表した処女作が異例の売り上げとなり、そのキャリアをスタートさせている。以降、着実に活動を続け、2004年にはカーネギー・ホールへの出演を果たす。2008年には『Abyss』がスイングジャーナル誌ジャズディスク大賞「日本ジャズ賞」を受賞。2011年にはアメリカ名門レーベル、デッカレコードと初めて契約した日本人ミュージシャンとして『Forever Begins』を全米で発売、など、現代の日本を代表するジャズピアニストの1人だ。

 ホール・ツアー二日目は岐阜県の多治見市文化会館で開催された。多治見といえば、全国で一番暑い町としてその名を広めた町でもある。
 
 ステージは前半、後半の2部構成。第一部ではオリジナル曲のほか、作曲者のデイヴ・ブルーベックと共演もしたことがあるという「テイク・ファイブ」を披露。第二部では中島みゆきのカバーや、ビートルズのカバーなどのアレンジも。ただのカバーではなく、他の楽曲同士を組み合わせてまるで別物に生まれ変わらせる力はすごい。多くの曲が、各ミュージシャンによってさまざまな解釈によって生まれ変わっているが、この日聞いたビートルズの「レット・イット・ビー」のアレンジはすごかった。当然アレンジ能力がすごいだけではない。「インサイト・フォーサイト」といったオリジナル曲では、激しさと優しさを兼ね備えたグルーヴに、自然と体がリズムを刻み、心地よい音楽の世界に浸りきっていた。

 アンコールでは、山中千尋とベースの東保光がお互いの楽器を交換して「テネシーワルツ」、「枯葉」を演奏。ピアノほどではないにしても、ウッドベースを引く彼女の姿はなかなかに貴重だったのではないだろうか。最後は、出身地である群馬県桐生地方で生まれた民謡・八木節をアレンジした曲でステージを後にした。

 ホールツアーはこの後東日本へと舞台を移す。日本の心とともに世界を旅する、彼女のステージ。ぜひ見逃さないでほしい。

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Yoshitaka Kogawa
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One Response to “山中千尋 @ 多治見市文化会館 2012.09.09”

Pingback from 山中千尋トリオ – 山田太郎漫遊記
Time 2015年12月26日 at 10:09 PM

[...] 前回見に行ったライブの時と今回も同じトリオで、とても息のあった三人だった。山中千尋がよくわからないことを言ってベースの東保光が首を傾げたりというやりとりが楽しかった。 [...]

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