リーヴ・ゼム・オール・ビハインド(leave them all behind) 主催者インタビュー – part.2

震撼必至の轟美重音フェスティバルに迫る
インタヴュー 「リーヴ・ゼム・オール・ビハインド(leave them all behind) 主催者インタビュー」 2012.10.17

Godflesh

__ 正直なところ、開催が発表された時に”ゴッドフレッシュ”という名前を見たときは信じられませんでした。ジャスティン.K.ブロードリックは、イェスーとして5年前のエクストリーム・ザ・ドージョー(EXTREME THE DOJO)で来日していますが、まさかゴッドフレッシュとして来るなんて…。驚いている人は、本当に多いと思います。先月、ついに初来日を果たしたアース(Earth)に続き、歴史的なことが立て続けに起こっていると感じています。

濱田: ゴッドフレッシュは、フランスのヘルフェスト(Hellfest)で再結成することを決めた2009年の時点でジャスティンに「他でもやるかどうかはまだ決めていないけど、呼んでもらえるのなら日本ではやりたい」と打診されたので、いつか場を調える約束をしました。アースもデイメアでリリースを始めた段階で「メンバーの健康状態が落ち着いたらやろう」と話していました。来日公演は他のテリトリーとの兼ね合いも考えないといけないし、リリースやアーティストのプライベート・スケジュールまで、調整しないといけないことがたくさんあります。思い付きだけではできないので、長期的な計画性と綿密な打ち合わせが必要です。

__ デイメア・レコーディングスさんのツイッターで拝見しましたが、「初の日本、最大音量でやる」とジャスティン.K.ブロードリックは宣言されてるそうですね。昨年のロードバーン・フェスティバルでは名盤の1stアルバム『ストリートクリーナー(Streetcleaner)』の完全再現というのもありましたが、初の来日公演のセットはどういったものになりますか?

濱田: ジャスティンは「日本でやるのは初めてだから、バンドの歴史を俯瞰できるようなセットがいいかな」と言っていました。彼は、何をどうしたら一番良い響きが得られるか熟知しているので、期待していて下さい。

SUNN O)))

__ 5年ぶりにフル・メンバーでの来日となるサン O)))は、初来日時を上回るほどの機材量で今回のライヴに挑むそうですね。

濱田: ついこの間、サン O)))が空輸する機材の貨物手配を終わらせたところです。彼らはライヴをやることそのものでの事件性が高いですね。パフォーマンスをはじめとして、全てにおいて一般的なコンサート事情とはだいぶ違うので。日本の直前に入れていたオーストラリア・ツアーがキャンセルになってしまいましたが、「だからこそ日本ではサン O)))の美学を100%万全のものとして観せたい」とメンバーは意気込んでいます。制作者/出演者サイドから事前に公式発表するかは分かりませんが、東京のステージでは世界的に見ても特別なことをやりそうですよ。

__ 海外からはさらに初来日となる要注目の2組、”ドゥーム・フォーク”なる形容もされている女性SSWのチェルシー・ウルフ、激情ハードコア/ブラックメタルの新鋭デフヘヴンが名を連ねています。単独公演も組まれていますし、”今、見せたい”という想いが強く伝わってきます。この2組についてはいかがでしょうか?

濱田: オーガナイザーとしてはアーティストが海外でブレイクし切ってから呼ぶ方が簡単ですけど、時差が少ない方が良いですね。地理的あるいは経済的に考えると日本はツアーを組みづらい国なので、西欧諸国と比べるとどうしても同時性が低くなってしまう。「起きたこと」ではなく「起こっていること」を観せたいというのは、僕自身の価値観でもあります。

Boris__ 3回連続出演となる日本勢の2組からは、大きなサプライズがありました。ボリス(Boris)は『フラッド(flood)』、そしてエンヴィ(envy)は『君の靴と未来』を全曲演奏することが発表になっています。特にエンヴィは、これが最初で最後の『君の靴と未来』の全曲演奏になると、先日のライヴのMCで話していたと伺ってます。今回、この両バンドがスペシャル・セットを披露することになった経緯を教えてください。

Envy濱田: 両バンドには「いつもとは違うことをやってもらえませんか?」と頼みました。その中で出てきたのが『フラッド(flood)』であり『君の靴と未来』でした。両作とも永遠の名作ですからね。僕自身、凄く嬉しかったです。リハーサルも必要ですし、いつもと違うことをやるのはアーティストにとって負担が大きいものです。それでもやってみようと考えてくれたこと、そして数少ない機会を『leave them all behind』に与えてくれたのは光栄です。

__ ちなみにですが、第1回、第2回ともに どの出演者もガッツリと演奏してくれています。今回もそのように期待して大丈夫でしょうか?

濱田: それぞれが、普段のライヴでやっているくらいの長さでやってくれます。

__ 最後の質問となりますが、濱田さんがこのltabを通じて「感じて欲しいことや伝えたいこと」をお答えいただけますか。

濱田: 作品はその時に評価されなくても後日認められることもあります。けれども、ライヴはその場で観てもらえなければ始まらないんです。日本はもちろん、世界中で考えても、このままのラインナップと演目が別の場所で実現することはもう二度と無いと思います。いくつもの偶然が重なって起こる、この日限りのライヴを満喫していただきたいです。

–>part.1

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leave them all behind 2012
11/3(土)東京: 代官山Unit
SUNN O)))
Boris performing “flood”
CHELSEA WOLFE
朝生愛

11/4(日)東京: 代官山Unit
GODFLESH
envy performing “君の靴と未来”
DEAFHEAVEN
MORTALIZED

両日ともに open 15:45 / start 16:30 前売 6,500yen (ドリンク代別)
詳細はこちらでご確認ください。
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leave them all behind extra show

SUNN O))) vs Osaka, Halloween show
10/31(水) 梅田Akaso w/ CHELSEA WOLFE
open 18:00 / start 19:00
前売 6,000yen (ドリンク代別)

CHELSEA WOLFE one-off headline show
11/1(木) 渋谷O-Nest w/ STEPHEN O’MALLEY solo set
open 18:30 / start 19:30
前売 3,500yen / 当日 4,000yen (ドリンク代別)

GODFLESH one-off show in Osaka
11/5(月) 東心斎橋Conpass w/ DEAFHEAVEN
open 18:00 / start 19:00
前売 6,000yen (ドリンク代別)

DEAFHEAVEN headline shows
11/6(火) 名古屋池下Club Upset w/ THE SAD MILE /and more…
open 18:30 / start 19:00
前売 3,500yen (ドリンク代別)

11/7(水) 渋谷O-Nest w/ heaven in her arms, isolate
open 18:00 / start 19:00
前売 3,500yen / 当日 4,000yen (ドリンク代別)

詳細はこちらでご確認ください。

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Text:
Takuya Ito
takuya@smashingmag.com
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