ザ・リジェンダリー・マッスル・ショールズ・リズムセクション/ザ・スワンパーズ (The Legendary Muscle Shoals Rhythm Section/The Swampers) @ ザ・ステージ・オン・シックスス・パティオ in サウスバイ・サウスウェスト2013.03.14

伝説を生んだミュージシャンによる名曲オンパレード
フォト・レポート – ザ・リジェンダリー・マッスル・ショールズ・リズムセクション/ザ・スワンパーズ @ ザ・ステージ・オン・シックスス・パティオ in サウスバイ・サウスウェスト 2013.03.14

The Legendary Muscle Shoals Rhythm Section/The Swampers
The Legendary Muscle Shoals Rhythm Section/The Swampers
The Legendary Muscle Shoals Rhythm Section/The Swampers
The Legendary Muscle Shoals Rhythm Section/The Swampers
The Legendary Muscle Shoals Rhythm Section/The Swampers
The Legendary Muscle Shoals Rhythm Section/The Swampers
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The Legendary Muscle Shoals Rhythm Section/The Swampers

 アメリカ音楽好きであれば、さまざまな伝説を生み出したアラバマの片田舎町、アラバマ州北部に位置するマッスル・ショールズの名前を一度は耳にしたことがあるだろう。ここがアメリカ大衆音楽の骨格を作ったと言ってもいいだろう、その主人公たちが目の前で演奏してくれるのだ。折しも、そんな町の歴史を記録したドキュメンタリー、『マッスル・ショールズ』が関係者に向けて上映されたのがこの前日と前々日。パーシー・スレッジからウイルソン・ピケット、アレサ・フランクリンといった数え切れないほどの伝説が歴史的な名盤を次々と録音し、それに影響を受けたんだろう、ローリング・ストーンズからロッド・スチュワートにポール・サイモンなどが、同じように数え切れないミュージシャンたちがここで名作を生み出しているのだ。

 その映画に登場した伝説を支えたミュージシャンたちがが目の前に姿を見せて、さらには、名曲の数々を生で演奏してくれるなんて… SXSW様々だと思ったのは、自分ひとりではないだろう。顔見知りが数人、なにやら大好きなおやつを目の前にした子どものような表情でステージ前にいるのだ。ただ、会場はバーの中庭に作られたステージと、実に小さい。それなのに、ぱんぱんに人が集まっているわけでもないことに驚かされる。同時進行で無数のライヴが進行しているということもあるからなんだろう。SXSWではそれほど珍しい光景ではないのだが、なにか悔しい気分もするのだ。しかも、ライヴを前に「伝説」を生み出したミュージシャンたちがふらふらしている。日本のマッスル・ショールズ好きがこんな話を聞いたら、悔しがるだろうなぁ… と思いつつ撮影だ。

 ステージを見ると、09年に来日したドニー・フリッツのライヴに同行していたデイヴィッド・フッドにケルヴィン・ホリーといったデコイズの連中がいる。そして、片足を引きずるようにしていたジミー・ジョンソンが姿を見せ、中心的に動いていたのがウィル・マクファーレン。ステージからは名曲があふれ出してくるという感じだろうか。「ムスタング・サリー」に「男が女を愛する時」と続いて、なにやらよれよれのスプーナー・オールダムが姿を見せる。大丈夫かなぁと心配したんだけど、演奏を始めると命がみなぎるという感じだろうか。「スイート・インスピレーション」で元気なところを見せてくれるのだ。

 筆者にとってのピークはドナ・ゴッドショーをヴォーカルに迎えて演奏されたザ・ステイプル・シンガーズの名盤『Be Altitude: Respect Yourself』のタイトル・トラック。あの音がまんま出てきたという感じで、ラストを飾ったザ・ローリング・ストーンズの「ブラウン・シュガー」を聴きながら、何を思ったか… 「あれ、絶対ストーンズが録音してないな。連中じゃねぇか」と、思わずそんな言葉を口にしていた。

 わずか50分ほどのライヴだが、さすがに日本じゃ、こういったことを形にするのは無理だろうと思う。すでに高齢化している伝説に長旅をさせることもできないだろうし、ギャラも経費も高く付きそうだ。日本からはるばるテキサスまで飛んできたかいがあると思うのは、こういった体験をした瞬間だろう。これも実にSXSW的なライヴだと思うのだ。

–>テラカフト

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