キングブラザーズ @ 西宮フレンテホール 2014.01.11

西宮の狂犬、再び西宮に立つ
フォト・レポート @ 西宮フレンテホール 2014.01.11

キングブラザーズ
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 JR西宮駅すぐの西宮フレンテホール。体育館のようなこの地元密着型のホールを復活の場に選んだキングブラザーズ。前回のライブから約半年で、これほどまでの素晴らしい復活を成し遂げるとは夢にも思わなかったこの日のライブは、同じ西宮出身のキュウソネコカミのオープニング・アクトに続き、西宮市長の挨拶から始まった。

 暗転後、ステージを覆う緞帳に三人の影が浮かびあがり、ジェイソン・マスクを被った三人の狂犬が、まばゆい光の中に浮かびあがる。ベースレス、黒いスーツの三人、at西宮、これこそ我々が渇望していたキングブラザーズそのものだった。

 真っ赤なスティックを両手に、新ドラマー、ゾニーは全く違和感なく我々の前に現れ、一瞬で魂を鷲掴みにする。上手い、そしてなんて馴染んでいるのだろう。いや、馴染んでいるのではない、すでにキングブラザーズのど真ん中で時折不敵に笑いながらバンドを動かしていた。そしてビートは何やらセクシーだ。

「SPACESHIP」ではケイゾウが何度も「行こうぜ兄弟!」と叫ぶ。それは、再び動き出したこのバンドの未来を照らす強い力に聞こえた。ライブでは定番の「魂を売り渡せ!」はガラリとアレンジが変えられており、ゾニー加入後初めて録音されたというブッチャーズ・トリビュートからの「JACK NICOLSON」は、舵を切り返したバンドの新しいスタイルだ。そしてマーヤがボーカルを取る「GET AWAY」、続く「マッハクラブ」では、西宮で叫ぶ「に・し・の・み・や」コールに、観客は興奮の中歓喜の声で応えた。

 今まで順風満帆とはいえなかったこのベースレス・バンドの最大のチャレンジが前メンバーのシンノスケ(ベース)の加入であったならば、最大の危機がシンノスケとタイチ(ドラム)の脱退だと思っていた。しかし、蓋を開けてみれば、過去を思い出す隙などどこにもなく、ゾニーの余裕の笑顔とビートを追いかけている瞬く間にライブが終わってしまったのだった。

 ライブは1時間程の短いものながらも、新しいこのバンドを知るには十分過ぎる鮮烈さを見るものに与えていた。ライブを重ね、どんな進化を遂げていくのだろう。ワンマンで再びこの地に戻って来てくれることを、私は西宮の真ん中で待っていようと思う。

— set list —
ビッグボス / XXXXX / SPACESHIP / 魂を売り飛ばせ! / JACK NICOLSON / GET AWAY / マッハクラブ / ☆☆☆☆ / ルル /
— encore —
キングビート

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Information

Photos:
Tomoko "tommy" Okabe
tommy@smashingmag.net

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