クアイフ @ 名古屋アポロベイス 2014.02.11

優しく激情を綴るピアノ
フォト・レポート @ 名古屋アポロベイス 2014.02.11

Qaijff

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 名古屋でその名を着実に広めているバンドがある。クアイフ(Qaijff)だ。

 クアイフは 森彩乃(ヴォーカル/ピアノ)、三輪幸宏(ドラム)、内田旭彦(ベース)からなるバンドで、2012年に結成された。地元名古屋を中心に精力的に活動。昨年末には、カウントダウン・ジャパン12/13への出演をかけたコンテストで入賞を果たし、名古屋ではその名を耳にすることが増えている、注目のバンドだ。

 この日は「先輩、勝ちにきました」と銘打たれた、アルカラの対バンという企画内容。開場するとすぐにアルカラのファンがステージ前方を埋めていく。トップバッターのアルカラが、強烈な歌詞と凄まじい轟音で会場を覆い、シニカルな話題で笑いを誘うなど、会場を多いに沸かしていた。アルカラが終わっても、多くの観客はそのまま会場に残っていた。後のMCで森が「アルカラが終わったら誰もいなくなっている夢まで見た」と言っていたが、本人達が思うよりも、たくさんの観客がクアイフの登場を待っている。暗転すると、三輪(ドラム)と内田(ベース)がまずステージに登場。追って森がステージにあがり、暗闇から一気に光の中に三人が現れ、「シグナル」からライヴはスタートした。当初はピアノ&ヴォーカルということで、静かな、優しいライヴを想像していたが、いい意味で期待を裏切るような激しさだった。声で、ピアノで、赴くままに感情を露にする森の多彩な表情に、三輪と内田がしっかりと土台を支える。バンドとしてしっかり積み上げてきた結束力をしっかりと感じた。すっと耳に残る優しいフレーズがあると思えば、突如何かに操られているかのように、長い髪を振り回し、地声で語りかける森の姿は、時に鬼気迫るものがあった。

 アルカラの後にステージに立った本人達にとって、先輩に勝った、という実感はなかったかもしれないが、確実な一歩を積み重ねたステージだった。これから、きっと各地で聞くだろうクアイフの名前を、ぜひ覚えて欲しい。そして、ライヴに足を運んでみて欲しい。

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Yoshitaka Kogawa
yoshitaka@smashingmag.com
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