ピーランダー・ゼット(Peelander-Z) 「進んだ先に何かがある!」

Part3:様々なバンド遍歴、それはピーランダーへの布石
インタビュー「進んだ先に何かがある!」Part3:様々なバンド遍歴、それはピーランダーへの布石 2014.08.22

Peelander-Z

 順風満帆に活動しているかに見えたスパナムも3年程度で去ることになる。彼の、より上を目指すという意欲の”歩幅”が他のメンバーと合わなかったことが原因のようだ。そんな向上心あふれる勢いでスパナムを辞めているから、お次は更にメジャー感あふれるバンドに入ったのだろうと思いきや、そうではなかったというから面白い。

Tetsuo「これまでは友達のツテとかで誘われて、バンドに参加してきたんですけど、次に加入したテツオ(TETSUO)は、mixiの掲示板でバンドメンバーの募集がされていて、単純にオーディンションでバンドに入ってみるのってどうなんだろう?という興味本位からはじまったバンドです。」

 テツオ時代も全国通津浦々かなりのライヴ数をこなした。初のキャッチーなパンク・ロック・バンドへの加入ということもあってか、会場に足を運んでくれるファンや対バンとの交流も新鮮だったようだ。コーラスワークにも挑戦し、ベーシストとしてより“ベーシックさ”を掘り下げることができたと語っている。そして、こんな最終目標を明確に描いていたのだ。

「2曲入りの新曲デモを1ヶ月に1枚のペースで作っては、ライヴの来場者に(無料で)プレゼントしていって、それがある程度の数に達したら、それを正式にレコーディングしてリリースするということをやりたかったんです。」

Tetsuo 約半年で20曲以上も作り、奮闘するも、この構想は実現することなく、バンドは1年足らずで終了してしまう。
 
「3年でやる内容を1年で一気に全部詰めたという感じですね。で、詰めてみたら解体したと(笑)。結局のところ、まわりが誰もついて来れなかったんですよね。」
 
 その後、実は切ないメロディが好きだったという理由で、カミヒカルスのオーディションを受け加入することになる。ここでも、ベーシストとして新境地を開拓できたようだ。

「ボーカル(カネモリタナカ)のバンド構想と世界観がしっかりしていたので、従ってみようというのがありました。その分プレーヤーとして集中できましたし、歌を支えるベースラインとか、ギター・コードに絡むベースのあり方を学べましたね。」

 カミヒカルスの活動中に、ピーランダー・ゼットの首謀者、イエローから声をかけられる。アメリカで活動したいという夢を捨てきれず加入を決意することになるのだ。ピーランダー・ゼットの印象と加入に対する意気込みを聞いた。

「ピーランダー・ゼットの醍醐味は、イエローというあのオッサンの根底からあふれ出る面白さにあると思っています(笑)。俺はそれに輪をかけ、ガンガン盛り上げていきたい。ベースやドラムといったリズム隊がしっかりすれば、ギター/ボーカルのイエローはもっと好きに遊べるはずだから。そしたら、もっともっと面白いバンドになるんじゃないかなと思います。」

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Portrait Photo by Rumi Maeyamada

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Text:
Takafumi Miura
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