朝霧ジャム – イッツ・ア・ビューティフル・デイ! @ 朝霧アリーナ 2014.10.11 – 12

イントロ – ん?台風、どこに行っちゃったの?いい感じで始まるよ
特集 – イントロ「ん?台風、どこに行っちゃったの?いい感じで始まるよ」朝霧ジャム – イッツ・ア・ビューティフル・デイ!@ 朝霧アリーナ 2014.10.11 – 12

Asagiri Jam

 台風18号が日本列島を襲ったとき、真っ先に頭に浮かんだのは、朝霧ジャムの会場で働いている人たちのことだった。すでに工事が始まっているのか、そうじゃないのか… 確証はなかったのだが、『大丈夫なんだろうか』と思いを巡らすことになる。というのも、その前日に日本に到着したのが英国からのスタッフ。この時点で彼らは資材を置いている苗場に向かっていた。さすがに、台風の動きで朝霧入りは延期したらしいのだが、この時期になるとやたら天候が気になるのはフジロック前と変わらない。

 言うまでもなく、フジロックと朝霧ジャムは切っても切れない関係にある。主催者も会場を作っている人たちも重なっているし、スマッシング・マグの主要スタッフが手がけているのが、おそらく、フジロック・ファンにはおなじみだろう、フジロック・エキスプレス。朝霧ジャムの取材も、今は亡きローレル・エイトキン、ジョー・ストラマー、忌野清志郎が同じステージに立った2002年から始まって、04年からは毎年ほぼ全てをカバーする体制で記録を続けている。

 加えて、実を言えば、この朝霧アリーナもフジロックの候補地だったといういきさつもある。昨年もちらりと書き残しているんだが、すでに伝説となった第一回目のフジロック初日が台風の影響で大荒れとなって、2日目がキャンセル。まるで『野戦病院のようだった』と振り返る人たちも多いあの惨状の影響だろう、同じ会場が使えないということがはっきりした時点で浮上したのがここだった。まだ雪が残る時期にここを訪ねているのだが、あの時点ではまだ苗場案は全く出てきていなかったように思う。

 台風が過ぎ去って秋晴れの空が広がり初めて数日後か、皆既月食が話題になったときにも、ひょとして現場の人たちはそれが黒富士に重なる光景でも見られたんじゃなかろうか?なんぞと思いを巡らしていた。と思ったら、18号とは比較にならないほど強力な台風19号が近づいているという。しかも、9日には公式サイトで『開催するかどうか10日正午に発表』と告知。天気予報の台風情報をチェックすると、11日の時点ではまだ遙か南方に見えるのだが、97年フジロックの時でさえ、実を言えば、あの台風が通過したのは四国で会場を直撃はしていない。過剰反応じゃないだろうかとも思いつつ、気が気じゃない状態が続いていた。

 が、翌10日の正午を待つことなく、公式に今年も開催されるという発表が届く。一気にテンションが上がったのは言うまでもない。しかも、すでに現地入りしているスタッフから雄大な富士山の姿を写した写真が届けられている。加えて、朝霧を目指してツアーを始めているスキニー・リスターやヘイムーンシェイカーのライヴの興奮がささやかれ始めていた。というので、興奮を抑えながら、しっかりと準備。例年通り、夜になると極端に冷え込む朝霧に備えて防寒具や服をリュックに詰め込んで、台風の影響で天候が崩れたときのためにゴム長や雨具… と、万全の備えで東京をあとにしたのは午前8時半。首都高から東名を経て、会場のある朝霧高原を目指して北上することになる。

 途中、厚木を越えるあたりまで渋滞に見舞われたのだが、その後はスムーズに新富士の宮インターへ。そして、そこで目に入ってきたのが「ようこそ朝霧jamへ」というサインだった。曇り空なんだが、台風の影響なんぞみじんも見られない。いつものようにそこから市内まで少し渋滞があったのだが、途中のコンビニなどで明らかに同じ場所を目指している「仲間」たちの姿も目に入っていた。

 会場入りしたのは12時半ぐらい。レインボー・ステージの前から色とりどりのテントが広がる丘を見ると、なにやら去年のあのときから時間が止まっているかのような錯覚を持つような光景が広がっていた。この時点で富士山はほんのりと雲に隠れているんだが、いずれ、その雄大な顔を覗かせてくれることだろう。

 さて、今年はここでどんなドラマが生まれるんだろう… 今年も、現地からスマッシング・マグのスタッフが速効でフォト・レポートをお届けしようとスタンバイ。残念ながら、今年はここまでたどり着けなかった人たちは、モニターを前に、これから続々とアップされる写真を見て、この素晴らしい時間を共有していただければと思う。

–>ヘイムーンシェイカー (Heymoonshaker)

Share on Facebook

Information

Photos:
Yutaro Suzuki
yutaro@smashingmag.net
Web Site / Facebook /twitter
Yutaro Suzuki's Works

Text:
Koichi "hanasan" Hanafusa
hanasan@smashingmag.com
Web Site / Blog / Facebook / twitter
Koichi "hanasan" Hanafusa's Works

Write a comment