レイチェル・ダッド(Rachael Dadd) 「家族と母がフォークソングに注いだ新しい力」

Part1:レイチェルとの再会
インタビュー:「家族と母がフォークソングに注いだ新しい力」Part1:レイチェルとの再会 2014.12.07

Rachael Dadd

 遠く離れた英国西部の港町、ブリストルから、今年もレイチェル・ダッドが日本へ帰ってきてくれた。彼女と出会ったのは、2008年。バンジョー、アコースティック・ギターを交互に持ちかえて歌うこのシンガー&ソングライターが呼吸するたびに目に浮かぶのは、彼女が吸収してきた自然、情景、経験… まるで彼女そのもののようなフォーク・ソングが日本の地にもどんどん根を張り巡らせていったように思える。来日するたびに地元から新しい仲間を紹介してくれたレイチェル。今回は、レイチェルとパートナーのイチ、そして彼らの宝物、シューキ君と一緒に家族で、11月からぐるりと日本を周るツアーの真っ最中なのだ。

 無邪気で天真爛漫で太陽のようなレイチェルが結婚し、今は母になっている。その変化は音楽を通じて手に取るようにわかった。2013年にリリースされた『イン・アワ・ハンズ(In Our Hands We’ve Got Light)』は新しい家族、シューキ君のことであり、ジャケットには後ろ姿の父(イチ)と母(レイチェル)がいる。自分を表現するひとつの手段としての音楽が、家族ができたことによってどう変わったのだろう? そんなことを聞いてみたいと思った。一家でのツアーの合間を縫って、とってもとっても寒い日に名古屋へ向かった。アンティーク屋さんが住まう少し懐かしい香りのするビルの屋上のカフェで一家3人が笑顔で迎えてくれた。名古屋でのライヴを夕方に控え、イチはライヴの仕度があるのでカフェを後に。レイチェルは、シューキ君にゴハンを食べさせながら、インタビューの間、「いい子にしてるのよ」と、PCでアニメを見せている。そんなお母さん業をこなしながら、英語、ときどき日本語でインタビューに答えてくれた。

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Izumi "izumikuma" Kumazawa
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Text:
Kuniko Yoshikawa
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