レイチェル・ダッド(Rachael Dadd) 「家族と母がフォークソングに注いだ新しい力」

Part3:家族がもらたした変化とは
インタビュー:「家族と母がフォークソングに注いだ新しい力」Part3:家族がもらたした変化とは 2014.12.07

Rachael Dadd

Strike Our Scythes (Official Video)はこちら

 昨年9月にリリースされたアルバム『ウィ・リゾネイト』にも収録されている”ストライク・アワ・サイス”。森のなかを着物のテイストを織り交ぜた装束をまとった人が優雅に踊り謡う。この曲のビデオは、レイチェルと同じブリストルで活動するジェイムス・ハンキンスが監督している。またビデオにはイチをはじめ、ブリストルの仲間が出演しているのだ。そして彼女の音楽に対する変化についてはどうなんだろう?

Q : 今もブリストルに住んでいるのですか? ブリストルと言えば、ジェイムスが監督したビデオを見ましたよ。

R : 本当に!? どうだった? 素敵でしょ? 彼はビデオ・ディレクターというよりもビデオ・マイスターと言えるわね。彼の仕事は素晴らしいわ。ロジィやブリストルのアーティストのビデオをいろいろ撮っているの。

 ジェイムス・ハンキンスは他に、ICHI ‘Go Gagambo’、Sweet Baboo ‘C’mon Let’s Mosh!’、James Yorkston ‘Guy Fawkes’ Signature’といったビデオを監督しているので、ぜひご覧いただきたい。

Q : 結婚する前(出産する前)は、自分の周囲にある自然などをテーマにした歌詞、歌が多かったかと思いますが、家族ができてからの変化はありますか?

R : 確実にあるわ。新譜『ウィ・リゾネイト』に収録されている曲のほとんどは、私が妊娠中に書いたものなの。歌詞も人間や友情、人との関わりや協調、誰かといっしょに人生や生活を築き上げていく、という内容が多いわね。自然についても歌っているのだけれど、今までとは捉え方が変わってきていると思うわ。
どんなアーティストも、自分の人生が作品に反映されると思うし、私も家族を持つことで変化してきていると思うわ。

Q : 新譜では妊娠中のお子さんの心音をサンプリングしているんですよね?

R : そう。”Midwife”…日本語でなんて言うのだっけ? そう!サンバ(産婆)さん! 妊娠中の検査でお腹に機械をあてて心音を確かめるんだけど、その音をサンプリングしたの。その曲はお腹の中の息子を私との関わりとつながりについて歌ったものよ。

Q : 音楽という表現とは別に、これまでは刺繍やパッチワークのワークショップもしていましたよね? 今も裁縫(刺繍)は続けているのですか?

R : 時間がなかなか取れないわね。いくつか刺繍のバッチはあるけれど、子供が産まれてからは刺繍の展示会は全然開いてないわ。今は自分の持てる時間は音楽に費やしているので。でも、将来に向けてテキスタイル・プロジェクトのアイディアがあるの。子供が学校に行くようになってもう少し自分の時間が持てるようになったら始めたいわ。

Q : あなたの音楽と、妹さんの映像のコラボレーションもされていたこともありますよね。妹さんの映像とのコラボレーションや、これから先音楽と何かのコラボレーションをする予定、もしくはやってみたいものはありますか? 

R : 妹が長編アニメーションを作るのでそれを手伝う予定よ。作品を作るための寄付を募るウェブサイトを始めたところよ。(※12月の神戸公演で、ベッツィ・ダッド(レイチェルの妹さん)の映像も上映予定とのことでした)

Q : 最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。

R : まずはアリガトウゴザイマス。いつも私達を暖かく迎えてくれ、支えてくれて本当に感謝しています。今回のツアーでは新譜の『ウィ・リゾネイト』からの曲を初めて日本でプレイしているので是非聞きに来てください。

 レイチェル一家は、名古屋でのツアーの後、年末にかけて九州〜四国を経て、クリスマスの頃には、海を渡り真夏のオーストラリアへ、そしてもう一度日本に戻ってくる。残すは東京の2公演、レイチェルとイチ、そして日本の仲間に囲まれた貴重なライブとなるので、ぜひ会場に足を運んでほしい。もしかしたら、次の来日は少し先になるかもしれないですよ…その理由は会場にて、レイチェルに聞いてみてください!

2015年1月16日(金)
会場:東京都 渋谷 TSUTAYA O-nest
出演:
レイチェル・ダッド+ICHI
嶺川貴子&ダスティン・ウォング
attc vs オシロスコッティ
石原ヨシト

2015年1月17日(土)
会場:立川 ロバハウス
SAITOCNO企画 2015 vol.1「​おとのうた​」​
共演:つむぎね、齋藤紘良とミラージュ楽団

問い合わせ先:Sweet Dreams Press

The top photo by courtesy of James Hankins

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Photos:
Izumi "izumikuma" Kumazawa
izumikuma@smashingmag.com

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Text:
Kuniko Yoshikawa
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