サウス・バイ・サウスウェスト2015 @ オースティン、TX 2015.3.17-22

音楽の祭典SXSWの熱に浮かされて
イントロ – サウス・バイ・サウスウェスト2015 @ オースティン、TX 2015.3.17-22

SXSW 2015

 サウス・バイ・サウスウェスト(以下SXSW)は、音楽好き、もっと言えばライヴ・ミュージック好きならきっと誰もが虜になってしまうんだろう。オースティンのバーグストロム国際空港に到着するや否や、SXSWの開催地であるオースティンが音楽に祝福された街であることを思い知った。手荷物受取所にデカデカと飾られるギターのオブジェ、あちこちから鳴り響くルーツ・ミュージック。楽器を手に歩く人も少なくない。そこかしこに音楽好きの心をくすぐる演出が溢れている。これが”ライヴ・ミュージックのキャピトル”の入り口か。きたる6日間の音楽狂騒週間に俄然期待が高まった。

 テキサス州オースティンでは、毎年3月にSXSWと呼ばれるビッグイベントが行われている。日本でもその認知度は少しずつ上がってきているのではないだろうか。音楽の見本市として1987年に始まったSXSWは、いまや音楽だけではなく映画やインタラクティブを含む世界最大規模のイベントのひとつとなった。音楽だけをとっても、2200以上のアーティストやバンドが出演し、その出身地も50を超える国/地域と多岐にわたる。町中のいたるところに点在する100ヶ所以上の会場でショーケースやライヴが行われるほか、拠点となるコンヴェンション・センターでは、音楽業界人に向けたセミナーやパネル・ディスカッションが数多く開催されている。まさに見所が多すぎるくらいに多いフェスティバルなのだ。しかし、どんなにたくさんのレポートを読んだところ、百聞は一見にしかず。今年はSXSW常連のスタッフとともに初めてオースティンへ乗り込むことになった。

SXSW 2015 2015年度SXSWミュージック・フェスティバルは3月17日から22日の6日間に渡って開催された。 もっとも多くのライブハウスが軒を連ねる6番街では、昼間から夜中の2時まで、ほぼすべてのお店からライヴ・ミュージックが鳴り響いてくる。お店の外でも気づけば通りのあちこちでセッションやら何やら始まりだす。お祭り騒ぎに否が応でも気持ちが高ぶる。通りを行き交うのは、音楽を楽しみにきた観客、世界各国からやってきた写真家、ジャーナリスト、そして参加アーティスト/バンドたち。人種も多種多様で、子供から年配層まで幅広い年齢層の人々が、思い思いの場所で音楽を楽しんでいる。オースティン特有のリベラルな雰囲気が自然と気持ちをほぐしてくれるおかげで、誰彼となく周りの人と会話が始まる。音楽というキーワードが人と人を繋いでくれるのだ。

 今年も、レオン・ブリッジスや、コートニー・バーネットなど開催前から注目を集めていた新人アーティストから、スプーン、インキュバス、ザ・ゾンビーズらベテランアクトまで、ジャンルもキャリアも多種多様なアクトが勢ぞろいした。また特筆すべき点は、ジャパン・ナイトが20周年を迎えたこと。SXSWにジャパニーズ・ミュージックを紹介し続けてきた素晴らしい貢献である。滞在中「日本から来た」と言うと地元人に「少年ナイフ知ってるか?」と聞かれた。ジャパン・ナイトの確固とした存在感をまさに感じた瞬間だった。実際に日本のポップ、ロック・ミュージックがどのように受け入れられているかを生で見るのも楽しみだ。サプライズ情報といえば、音楽プロデューサー、マイク・ウィル・メイド・イットのステージにマイリー・サイラスが飛び入りしたとか、街のあちこちで俳優のビル・マレイが目撃されたらしいとか。SNSを中心に飛び交う情報をキャッチするのもSXSWの楽しみ方の一つかもしれない。今年もスタッフ数名で駆け回ったSXSWミュージック・フェスティヴァル。順次公開されていくレポートをお楽しみに!

SXSW 2015

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Text:
Natalia Emi "Paula" Hirai
paula@smashingmag.net
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