ザ・サタデー・ティー (The Saturday Tea) @ 720クラブ・パティオ in サウス・バイ・サウスウェスト 2015.03.19

ライブハウスを熱気に包んだポーランドのガレージロック・バンド
テキストレポート「ライブハウスを熱気に包んだポーランドのガレージロック・バンド」 @ 720クラブ・パティオ in サウス・バイ・サウスウェスト 2015.03.19

 SXSWの最大の魅力は、なかなか来日しないような無名なバンドや期待の新人をいち早く見られることにある。そんな魅力を実感できたのは、今年ポーランドから唯一の参加アクトとなったガレージロック・バンド、 ザ・サタデー・ティーを見たときだった。例年ポーランドからはSXSWへ4、5バンド参加していたが、今年は国からのサポートが打ち切られたため、このザ・サタデー・ティーもクラウドファンディングを利用して、なんとかオースティンにやってきたらしい。

Perfume 2ギターとドラムという構成の3ピース・バンドが、会場となった小さなライブハウス、720クラブ・パティオを熱気に包んだ。ざらついたギターが奏でる馴染みやすいメロディー、ロックを体現するようなエネルギッシュなパフォーマンスが実にかっこいい。時折メンバーと向き合いながら、ギターを激しくかき鳴らし、髪を振り乱す。「4am」ではレイドバックした雰囲気を醸し出し、「未来のことを書いた曲だ」というMCを挟んで演奏した「ドント・ルック・バック」では中盤からぐっと華やかになる。終始狭いステージから溢れ出さんばかりの熱気を放っていた。一番の盛り上がりを見せたのは「ウォーキング・デッド」だろうか。キャッチーなサビとコーラスが耳を楽しませてくれた。

 バンドは、最後の曲で互いを確かめ合うように向き合って演奏を始めた。ボーカルのヤンは頭でドラムを叩き、次にはステージから飛び出してギターをかき鳴らすというパフォーマンスも見せて、観客を盛り上げる。もっと見たいと思わせてくれるステージだった。ガレージロックでありながら、オールディーズの影響を感じさせるメロディーセンスを持つザ・サタデー・ティー。SXSWをきっかけに世界に羽ばたいてくれることを期待したい。

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Photos:
Ryota Mori
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Text:
Natalia Emi "Paula" Hirai
paula@smashingmag.net
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