シューラ(Shura) @ ラティテュード30 in サウス・バイ・サウスウエスト 2015.03.17

夢見心地なシンセポップ世界
テキストレポート「夢見心地なシンセポップ世界」 @ ラティテュード30 in サウス・バイ・サウスウエスト 2015.03.17

Shura

 シューラは“BBC Music Sound Of 2015″ にも選出された注目のUK発アーティスト。2014年にsoundcloudやYouTubeで曲を発表し始めてから1年も経たないうちに、その80感あふれるシンセポップで大きな注目を集めるようになった。フィル・コリンズやマライア・キャリーからピクシーズまで、さまざまなアーティストに影響を受けているというが、シューラの音楽を聞いて真っ先に思い浮かべるのは、80年代にマドンナやシンディー・ローパーがやっていた胸がときめくような軽やかなポップ。そんな彼女のSXSW初日のステージを見てきた。

 シューラはアメコミのキャラクター、ハルクのシャツを羽織り、2人のバンドメンバーを携えて登場した。髪の毛先をブルーに染め、ギターを肩にかけたままキーボードの前に立つ。そして演奏が始まると、瞬く間に会場のラティテュード30は夢見心地な空間へと様変わりした。時にシンセを弾き、ギターを爪弾き、時にはトリガーパッドを叩きながら、軽やかな歌声を聴かせるシューラ。自身がPVの監督も務めた「Touch」や、最近PVが公開されたばかりの「2Shy」など、終始胸がキュンとするような甘酸っぱい音楽を聴かせてくれた。

 ライヴの前半では音響の不備に悩まされたが、十代からギターを弾き、独学で機材の使い方を覚えてきただけあって、ミュージシャンとしての腕は確かなもの。少ない音数で、会場中に広がるドリーミーな世界を演出していた。現在デビュー作をレコーディング中というシューラ。今後の活躍が楽しみだ。

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Text:
Natalia Emi "Paula" Hirai
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