あがた森魚 @ 渋谷クラブクアトロ 2015.07.13

太陽系の想ひ出話は全て禁止です
フォト・レポート @ 渋谷クラブクアトロ 2015.07.13

あがた森魚
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あがた森魚

 ほぼ半世紀前の函館で高校生だったあがた森魚はラジオから流れてくる音楽に何を見ていたんだろう?海外旅行なんてまだまだ夢だったあの頃、本や写真、映画、そして、音楽を通して、僕らは想像力の羽を広げていた。そんな記憶の世界に残された玉手箱を開けて生まれたのが、昨年暮れに発表された前作『浦島64』だったんだろう。それからわずか半年で姿を見せたのは、続編となる『浦島65BC』。ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」を聞いて、『歌う』ことを決意した氏の『それ以前』『それ以降』への想いがこの2枚のアルバムに詰め込まれているように思える。

 今回はディランを経て生まれた後者の世界をお披露目するライヴ。ほぼアルバム通りに進行するんだが、この時点でまだその作品を耳にはしていない。MCであがた森魚氏自ら語っていたように「どこがディラン?」と思っても不思議じゃないだろう。いつも通り、どこを切っても金太郎飴ならぬ『あがた森魚飴』。彼にしか生み出せない歌の世界が広がっている。

 それでも、ディランをキーワードにいろいろなものが聞こえて、見えてくるのも事実。そんな演奏を通して、それほどディランに惚れ込んでいない筆者にも『ディラン以降』の世界が確実に存在することを感じさせてくれるのだ。プロテスト・ソングもあり、カントリーもあると思えば、『転向した』と非難の嵐にさらされたロックに、ぐるぐるとどこかに飛ばされてしまいそうなサイケデリックも顔を覗かせる。ただ、それでも… どこを切ってもあがた森魚。名作『乙女の儚夢』や『噫無情(レ・ミゼラブル)』に惚れ込んで以来、40年を越えても、アルバムを発表する度に想像力を刺激してくれる、類い稀なアーティストに衰えなんぞ微塵も感じなかった。

–>テキスト・レポート「夏の太陽のように燃える歌い手」

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