ホットスプリング (hotspring) @ 東高円寺UFOクラブ 2015.11.06

大分帰り、ツアー中。笑いとエネルギーと新曲、満タンライブ
投稿 – 「大分帰り、ツアー中。笑いとエネルギーと新曲、満タンライブ」 @ 東高円寺 2015.11.06

 真っ赤な店内に金曜の夜、大谷ペンの真面目で熱い弾き語りが終わってホットスプリングの出番。前回は一週間前、地元、別府でのライブ。大盛り上がりだったそうで、元気も充電してきたであろう、彼らのライブに期待が高まる。

 一曲目は「コールタール」。Vo.イノクチの歌から入る、じっと聞き入るもよし、なこの曲が、今日は加熱し切ったライブの途中みたいな勢いで始まった。フロアも置いていかれることなく沸き上がる。持ち時間1時間、との情報が先からあったけど、あっという間に感じてしまうだろう。とにかくスピードを落とさずに「シュガー・ケー」、迫力が3割増しの「ダニエルとメロディ」、「車輪の中」。水をもらった直物みたいに元気がいい。

 やっとMCが入ったと思ったら、大分帰りの成果、と言って新曲が披露された。「ブルーズマン」。正確なタイトルじゃないかもしれないが、どこがブルースだと思うくらい軽快なテンポでイノクチがコサックダンスも披露。そうだ、彼らはコサックツアーと銘打ってツアー中。新曲とダンス、どちらが大分帰りの成果かは分からない。「エレクトリック・クイーン」「スピード」、「ウソツキの友達の歌です」と言ってから、久しぶりの「ジューク・ボックス」。ミドルテンポのこの曲が、猛スピードで突っ走ってきた今日のライブを、一時別世界に連れて行く。少し冷静な視点から歌われる、歌詞の中の登場人物が目に見えるようで、真っ赤なライブハウスが歌の舞台みたいになっていく。続いた「2053」、言葉が何か瑞々しさを取り戻したような、今日はそんな風に聞こえる演奏だった。

 ここからまた雰囲気が変わり、多分新しいアルバムに入るかもね、とイチ押しの「タッチミー・アイムシック」。ちょっとセンチメンタルな歌詞に、やけに明るいコーラスが入る。センチメンタルに続いて甘酸っぱく「恋の門」。これをやらなきゃ終われない「ベイビー・キル・ラブ」、やはりツアーの成果か、コサック仕様のイノクチの脚が冒頭から高く上がる。フロアに食らいつくGt.三浦に、何度もぶつかりそうになりながら暴れ回っていたイノクチが、とうとうステージを飛び出した。フロアにサビを歌わせながらPA卓に登り、客を頭上から煽る間にBa.伊藤が自分のマイクとともにちゃっかりセンターへ移動。ステージに戻ってビックリのイノクチに、伊藤とフロアは満面の笑み。仕切り直しもせず、熱いままのバトンをミフネに託すように「イカすぜ今夜」を歌い、最後の最後までDr.川越のドラムが駆け上がる「夜の魚」で、真っ赤なライブハウスが火花の出そうなロマンチックさで埋め尽くされた。

 ホットスプリングは近く、レコーディングに入るという。そんなワクワクする知らせも聞くことができ、ステージ、フロア、隅から隅まで、天井まで、笑顔と元気と迫力が溢れるライブが終わった。

 と思ったら、続いたミフネ・アンド・サンピンズのアンコールでイノクチも迎えられ、「ツイスティン・ザ・ナイト・アウェイ」が演奏された。ロックンロールな二人のツイスト、イノクチは勿論、カバーした自前の歌詞で。本当、朝まで踊っていたかったよ、ホットスプリング!

— set list —
コールタール/シュガー・ケー/ダニエルとメロディ/車輪野中/ブルーズマン/エレクトリック・クイーン/スピード/ジューク・ボックス/2053/タッチミー・アイムシック/恋の門/ベイビー・キル・ラブ/イカすぜ今夜/夜の魚/ツイスティン・ザ・ナイト・アウェイ(feat.ミフネ。アンド・サンピンズ)

テキスト by 高橋舞日

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