イースタンユース @ 豊洲 クラフトロック・フェスティバル 2016.05.28

かくて、われらは飲まざるを得ない。そこにビールがある限り
フォトレポート @ 豊洲 クラフトロック・フェスティバル 2016.05.28

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「クラフトロック・フェスティバル」にトップ・バッターとして登場したイースタンユース。このフェスでは豊洲ピットと野外ステージで交互に演奏が行われるほか、クラフトビールの屋台が立ち並ぶ。会場に着いてリストバンド交換をするや否や、飲む気満々の表情で屋台エリアに足を運ぶお客さんもいて、なんとも微笑ましい。

 イースタンユースはフェスの出演にちなんで「Love Beer」のロゴ入りTシャツを作り、村岡ゆか(B)が着用してステージに登場するほどのビール愛を見せる。主催側も心得たもので、ステージ上にはビールサーバーが設置されていた。吉野寿(G/Vo)は演奏前にコップを手に取り自ら注いだビールを片手に、

「さあ、ビールのお祭りでございます。みなさん、お手持ちのビールはよろしいでしょうか。わたくし、通常であればライヴが終わるまで飲まないんですけど、とてもじゃないけど、もう」と、第一声から辛抱たまらんと言わんばかりの口調。「本日のビールのお祭り、クラフトロック・フェスティバル。僭越ながら乾杯の音頭を取らせていただきます」と語り、「飲んで飲まれて、飲まれて飲んで。乾杯!」と、笑顔の観客とともに盛大に乾杯した。

 ライヴは「街の底」から始まり、「いつだってそれは簡単な事じゃない」「沸点36℃」と攻めた選曲で圧倒していく。中盤にもかかわらず、「夜明けの歌」のイントロが鳴らされれば、どよめきにも似た大歓声で迎えられる。豪快にギターを振りかざし、声の限りに歌い、気迫満点のパフォーマンスを全方位に向ける吉野。きらびやかに疾走し、絶対的存在感を見せる田森篤哉のドラム。村岡のベースも豊洲ピットのような大箱の、見渡す限りの観客の前でも堂々と鳴っている。昨年9月の加入以来、場数を踏んで研鑽を重ねてきた成果だろう。

 5曲目「男子畢生危機一髪」の前に、吉野はふたたびサーバーからビールを注ぎ、「1日24時間、だいたいの時間酔っ払ってる。どうにか働かないで生きていけないものかと、そのことばかり考えております」と酒豪あるあるばりのMCで笑いを誘う。後半もイントロが始まるごとに歓声が沸き、冴え渡った演奏で40分のステージを駆け抜けた。ラストの「青すぎる空」での「いずれ暮らしの果てに散る」の独唱は、息をのむほどの凄み。最後の1音まで、張り詰めたテンションで魅せた。

 演奏を終えた吉野は、会心の笑顔でこの日2度目の乾杯。コップのビールを飲み干してから、もう一杯、とサーバーから注いだとどめのビールを片手にステージを後にした。酒飲みであればその気持ちが痛いほどわかりすぎるアクションに、観客の爆笑と拍手が一層増すのだった。

 出演後、吉野は野外の屋台でお客さんに混じって、時にはお客さんが飲んでいるものを「それ、どこのですか?」と訊ねながら、いろいろな種類のビールを飲み歩いていた。村岡もビール好きとあって、ふたり揃ってフェスを満喫できた様子。おつかれさまでした!

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— set list —
街の底 / いつだってそれは簡単な事じゃない / 沸点36℃ / 夜明けの歌 / 男子畢生危機一発 / 浮き雲 / 青すぎる空

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Photos:
Keiko Hirakawa
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