ザ50回転ズ @ 梅田クラブ・クアトロ 2016.08.11

最終列車の乗り心地は最速で
フォトレポート @ 梅田クラブ・クアトロ 2016.08.11

ザ50回転ズ
ザ50回転ズ
ザ50回転ズ
ザ50回転ズ
ザ50回転ズ
ザ50回転ズ
ザ50回転ズ
ザ50回転ズ
ザ50回転ズ
ザ50回転ズ
ザ50回転ズ
ザ50回転ズ
ザ50回転ズ

 自ら「伝統芸能枠」と評し関西が誇るバンドといえば、ザ・ニートビーツ、キングブラザーズ、ザ50回転ズである。この3バンドがロックンロール・エクスプレス』というイベントを全国4カ所のクラブ・クアトロで行った。千秋楽は地元大阪ということで、楽しくないわけがないのだった。ステージ前から上段後方まで見事に梅田クラブ・クアトロの空間は観客に埋め尽くされていた。

 最終日のトップ・バッターはザ50回転ズだ。疾走感がたまらない「たまにはラブソングを」で、並外れた瞬発力を発揮する。3曲ほど一気に畳みかける。前髪をバッサリ短くしたドリー(B/Vo)が「サンダーボーイ」を歌い終えると「ロックンロールの高速列車の乗り心地はどうですか? どんどん早くなるから!」とフロアを沸かせる。「この列車に乗車資格なんていらない!ただこの場所で馬鹿になるだけ!」とダニー(Vo/G)の次々と煽るMCが、曲間に緩んだ観客の求心力を得ていく。ボギー(Dr)はMCのバックでビートを刻み、それは次の音を焦がれる鼓動とシンクロする。ステージ上とフロアの士気を膨らませるだけ膨らませ、カウント4で「レッツゴー3匹‼」が投下されると、クアトロの床がバネのように上下に揺れ、熱狂のダンス・ホールと化した。

 渋谷、名古屋、広島とバンドの出演順はシャッフルされてきた。出演順によってバンドが魅せ方を変えてくるのは、相手が手の内知ったる仲間だからこそ。この夜の彼等は、起爆剤に徹するかのようなスピード感のあるステージングで、時折差し込まれるダニーのウィットに富んだMCも含め、ロックンロールに猛進する今の彼等の魅力そのもので、「50回転ズのテーマ」「おさらばブギウギ」で締める完璧な流れは、この夜一番、高速列車を巧みに乗りこなしていたように感じた。

–>ザ・ニートビーツ

–>キングブラザーズ

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Photos:
Tomoko "tommy" Okabe
tommy@smashingmag.net

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