サニーデイ・サービス @ リキッドルーム恵比寿 2016.12.15

まばゆく濃密なツアー・ファイナル
フォトレポート @ リキッドルーム恵比寿 2016.12.15

サニーデイ・サービス
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 今年8月に最新アルバム『ダンス・トゥー・ユー』をリリース。サポート・メンバーの鈴木正敏(Dr)、新井仁(Gt)、高野勲(Key)とともに、10月より全国12都市、13公演を巡ったサニーデイ・サービス。12月15日、リキッドルーム恵比寿でツアー最終日を迎えた。

「今日も電話きたよ、晴茂くんから。『何やってるの? 今日なんかあるの?』って」

 中盤、曽我部恵一(Gt/Vo)が休養中のドラマー、丸山晴茂について語るとフロアに笑いが広がる。田中貴(Ba)も隣で声をあげて笑い、新井が「それ、絶対わかってるよ」とツッコミを入れる。もちろん曽我部は「早く元気になって、戻ってきてほしいな」と言い添えるのも忘れない。

 また、『ダンス・トゥー・ユー』について、曽我部は「晴茂くんは、(今回のツアー限定で発売された)リミックス盤の方がいいって言ってました。ガッカリしたよね? あれね。最後聴かせたら……」と笑いを誘いつつ、

「今回は結構時間かかって、でもすごく、自分たちはいいものができたって思っています。もっともっと、いい曲いっぱい、いっぱいは無理かもしれないけど、ちょっとずつでもいい曲作っていきたいと思います。よろしく。これからも」

と語り、観客から大きな拍手が沸き起こる。

 披露されたのは28曲。往年の代表曲の数々が惜しげもなく演奏されただけでなく、「枯れ葉」から「サイン・オン」までは曽我部と田中によるアコースティック・セットを交え、ふたりの飾らないアンサンブルとハーモニーを味わうことができた。

 メインに据えられていたのは、名曲ぞろいの呼び名も高い『ダンス・トゥー・ユー』の収録曲だった。冒頭4曲で現在進行形のサウンドを鮮やかに印象づけ、シングル曲の「苺畑でつかまえて」は、サニーデイ・サービスの真骨頂ともいえるロマンチックなメロディーが、浮遊感とともに広がりを見せる。「血を流そう」では骨太なバンド・サウンドと、曽我部の激しく身をよじりながらのソウルフルな歌唱に圧倒された。

 この日最大のハイライトは、1コーラス終わるとすかさずフロアから歓声が沸いた「セツナ」だった。繰り返されるごとに、激しさを帯びるコーラス。曽我部の狂おしいギターソロに、呼応していく田中の熱烈なプレイ。ラストは曽我部が高くかざしたギターを振り下ろし、フロアに喝采が渦巻く。拍手の中、曽我部はふたたびリフを奏ではじめ、今度は観客の手拍子と高野の奏でるテルミンに彩られた「セツナ」をもう一回。さらなる高みに昇りつめていった。

 今まで観た彼らのどのライヴより瑞々しく、力強く、情熱的。生命の輝きをそのまま目の当たりにしたような、まばゆく濃密な3時間だった。サニーデイ・サービスは、2月21日(火)に渋谷クラブクアトロ、2月24日(金)に梅田クラブクアトロで、古くから交友のあるトラッシュ・キャン・シナトラズと共演する2010年以来の顔合わせに、期待が高まる。


— set list —
I’m a boy / 冒険 / パンチドランク・ラブソング / 青空ロンリー / 若者たち / 恋におちたら / あじさい / テーマ / スロウライダー / 枯れ葉 / 御機嫌いかが? / 江ノ島 / サイン・オン / 苺畑でつかまえて / 血を流そう / コバルト / シルバー・スター / NOW / 胸いっぱい / セツナ / 白い恋人 / 桜 super love / ベン・ワットを聴いていた

— encore —
月光荘 / 夢見るようなくちびるに

— encore 2 —
コーヒーと恋愛 / 東京 / 青春狂走曲

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Photos:
Keiko Hirakawa
keco@smashingmag.net
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