イースタンユース (eastern youth) @ 渋谷 アフター・アワーズ ‘17 2017.04.09

4ヶ月ぶり、盤石の響き
フォトレポート @ 渋谷 アフター・アワーズ ‘17 2017.04.09

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 エンヴィー(envy)モノ(MONO)ダウニー(downy)がオーガナイズしたサーキット・フェス、「アフター・アワーズ’17」が、4月9日、渋谷のオー・イースト、デュオ・ミュージック・エクスチェンジ、オー・ウェスト、オー・ネストの4会場で開催された。イースタンユースは、デュオ・ミュージック・エクスチェンジにトリとして出演。昨年12月の「極東最前線」以来のライヴとなった。

 サウンド・チェックを終えた吉野寿(G/Vo)がフロアに時間を問いかけ、「いま8時20分だそうです。11時半くらいかな? 終わるの」とのセリフに沸く観客。しかし次の瞬間に吉野は「ウソ!」と前言撤回し、「60分経ちましたらね、演奏の途中でもやめますので」と語って、観客の笑いとともにスタート。吉野と村岡ゆか(Ba)によるやわらかなセッションに田森篤哉(Dr)がシンバルで彩りを添え、「夜明けの歌」のイントロのギターが鳴れば、フロアからは大歓声で迎えられた。続くドライヴ感に満ちたグルーヴに気持ちが弾む「荒野に針路を取れ」。豪快なリフがカタルシスを呼ぶ「鳴らせよ 鳴らせ」。どれも4ヶ月ぶりのライヴであることを意識させない、盤石の響きで圧倒していく。

「どちらかっていうと、ヤングピープル向けのイベントとお見受けいたします。ただね、主催側は必ずしもヤングピープルではないと思うんです。それはなんでかっていうと、昔から知っているからです。ということは、それほどヤングってわけでもないんです」

「ま、誰でもね、生きてりゃ年取りますからね。しょうがないんですよ。俺のせいじゃないですから。すっ転んですっ転んで、懲りずに行くしかねえかなと思ってます」

 吉野はそう語ってつなげた「地図のない旅」で不屈の姿勢を歌い、壮大な「グッドバイ」へ。近作の名曲が胸を打つ。そのあとは「踵鳴る」「青すぎる空」と代表曲が続き、大いに盛り上がる。吉野と一緒に歌っている観客も多く見えた。それなのに吉野はフロアに「正直、飽きてきてるね。飽きてからが地獄だからね」なんて言って、笑いが起こる。同時間帯に他の会場では3アーティストが出演していたので、ここにいた観客はイースタンユースを選んで集まってきていたと言える。フェスにもかかわらず、ワンマン・ライヴに似た「ホーム感」があったのは、そのためかもしれない。

 街を桜の花が彩るこの時期に相応しい「スローモーション」。この曲が聴けただけでも、今日は来た甲斐があったと思った観客もいたことだろう。「ドン・キホーテ」は空間を満たす轟音ノイズから、吉野の渾身のシャウトを経て、晴れやかに響く。

「いいイベントでした。いろんな奴がいるもんだよね。皆さんは見づらいと思いますけど、ちょっと高いとことろから見ると、実にいろんな人がいますよ。そういうの、いいですよね。ダイバーシティっていうんですか?」

 観客にお礼を述べ、この日一番の盛り上がりを見せた「街の底」で締めくくる。大喝采で見送られたメンバーがステージに再び登場することはなかったが、フロアからはしばらくアンコールを求める拍手が鳴り止まなかった。

 この日のライヴを皮切りに、今月は各地のイベントへの出演が続く。4月15日には富士山の麓で開催される「ゴー・アウト・ジャンボリー2017」、26日はすでにソールド・アウトしている渋谷クラブクアトロでの「極東最前線」、29日には大阪城野外音楽堂で開催される「こんがり音楽祭2017」、翌30日には毎年常連となっている「アラバキ・ロックフェスティバル」へ出演する。


— set list — (eastern youth)
夜明けの歌 / 荒野に針路を取れ / / 鳴らせよ 鳴らせ / 地図のない旅 / グッドバイ / 踵鳴る / 青すぎる空 / スローモーション / Don Quijote / 街の底

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Photos:
Keiko Hirakawa
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