イースタンユース (eastern youth) @ 大阪 こんがりおんがく祭 2017.04.29

ひとつのハイライトとして
フォトレポート @ 大阪 こんがりおんがく祭 2017.04.29

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 4月29日、大阪城野外音楽堂で開催されたイベント、「こんがりおんがく祭2017」にイースタンユースが出演した。会場内は立って観ても、自由席に座って観てもよし。芝生エリアもあり、子どもから大人までが楽しめるのんびりとした雰囲気が満ちていた。出番は3番手、12時50分から。サウンド・チェックが始まると、ステージ前で待機する観客が増えていく。司会のナイトサパーズに「前半の目玉がやってまいりました!」と紹介されて、観客の拍手と声援のなか、メンバーがステージに登場した。

「夜明けの歌」から演奏が始まった。3人の奏でる圧倒的な爆音が、開放的な大阪城野外音楽堂のスケールにハマっている。「荒野に針路を取れ」を終えると、吉野寿(G/Vo)は、「田森です。私、吉野です」と田森篤哉(Dr)と自分を指し示す。最後に緑色のオーバーオールを着用していた村岡ゆか(B)を「キュウリです」と紹介し、会場が沸く。吉野は「……村岡さんです」と言い直しつつ、「大阪で面白いこと言おうなんて思わないからね。殺されちゃうから」と付け加えていた。田森のカウントから「鳴らせよ 鳴らせ」が始まる。ふたたびパワフルなサウンドが広がっていく。

 吉野に「お願いします!」と促され、村岡が話し始める。「みなさん、初めましてキュウリです。ウソです、村岡です」と、先ほどの吉野のMCを受けてみせる。主催のオシリペンペンズ、neco眠るは自身が若い頃に大阪でライヴをやっていた頃からの知っている仲であることと、DODDODOへは「1回だけご一緒させていただいたことがあるんですけど、素晴らしいバンドだなって思ってて」とリスペクトの気持ちを語る。「この機会にこうやってこんがりおんがく祭に出させてもらって、メチャクチャうれしいです」の言葉に、拍手が起こった。そして、村岡が「青すぎる空」のイントロのベースラインを奏でれば、さらに歓声が重なる。気持ちの良い晴天の下での「浮き雲」と「スローモーション」も、素晴らしい。

 珍しく、この日2度目の村岡のMC。「この服(緑色のオーバーオール)がカッコ悪いので、(メンバーから)もう二度と着ないようにって言われましたよ。今度からもうちょっと身なりに気をつけようと思います」と語る。観客から「かわいいよ!」と声援を受け、「ありがとう」とはにかむ村岡の素朴さは、クールな演奏とのギャップがありつつ、案外このイベントの空気にマッチしていたかもしれない。

「こっから見てるとね。高いところですから、バーッと見渡せますね。いろんな方がいらっしゃいますよ。若い方も、まあ、そうでもなさそうな方も。ものすごい幼い方も、赤ちゃんもいます。いろんな人がいて、俺は楽しい。それが街ですからね。この一曲を終えて、僕らはまた街の底に帰ります」

 吉野の言葉とともに、最後の曲「街の底」のイントロが始まると、歓声が返ってくる。今を限りに全力で演奏するイースタンユースと対峙する時間は、個性的な顔ぶれが集う、心地の良いゆるさのあるイベントのなかで、確実にひとつのハイライトとなっていた。イースタンユースは、紹介どおり「前半の目玉」としての役割を果たしたのだった。

 


— set list —
夜明けの歌 / 荒野に針路を取れ / 鳴らせよ 鳴らせ / 青すぎる空 / 浮き雲 / スローモーション / 街の底

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Photos:
Keiko Hirakawa
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