キングブラザーズ (KING BROTHERS) @ 新宿ロフト 2017.06.09

69(ロック)を燃やせ
フォトレポート @ 新宿ロフト 2017.06.09

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 対バン相手のイースタンユースが演奏を終え、転換時間は約20分。転換中にステージを覆っていたスクリーンが上がる。おなじみアンドレ・ウイリアムス(feat. ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン)の「ザ・ブラック・ゴッドファーザー」が流れ、ステージに登場したキングブラザーズ。

「新宿ロフト! 6月9日、この場所を選んだみなさんは、本当のロックを知っていると思いますよ! ロックの準備はいいですか! ロックの準備はいいですか! Are You Ready!? Are You Ready!?」

 ケイゾウ(Vo/G)がキレッキレのテンションでシャウトするや否や、フロアの熱は一気に沸点に達し、1曲目の「マッハクラブ」へ。マーヤ(G/スクリーム)は初っぱなから観客の上をクラウドサーフしながら、「ウエスタンユース! キングブラザーズ! ニ、シ、ノ、ミ、ヤーーーーーーーーーー!」の絶叫をキメる。フロアから拳がガッツリ上がるなか、マーヤはそのままステージに戻されそうになれば「戻すな!」「もっと奥まで行け!」とフロア後方まで流れていく。身体が落ちそうになれば「イースタンユース観に来た奴ら、落とすな!」とお叱りが飛び、近くの観客はマーヤをなんとか支えようと右往左往。そのあとも「ええ感じのところで戻せ!」「下からドツくなボケェ!」とガンガン指示を出し、フロアを一周してステージに戻ってきた。かと思えば、すぐにまた観客の頭上に身を委ね、「こんなに人いるのにもっと集まってくださいよ!」「スッカスカやないかーーーー!」とツッコミを入れる。何これ超イカれてる……!

 いわゆる「曲間」が存在しなかったのも驚いた。ステージ中央、随分と前に据えられたゾニーのパワフルなドラムがペースメーカーとなり、曲が次々と切れ目なくたたみかけられていく。まるでノンストップのジェットコースターに乗っているかのような、怒涛の展開。そんな中にもキメどころが随所に散りばめられ、その度に胸がアツくなり、さらなる高みへと連れて行かれるのだった。新曲も何曲か織り交ぜられていたが、観客のボルテージが下がることはなく、中盤のハイライトは、「この曲は、俺たちがイースタンユースに憧れて、イースタンユースみたいな曲が作りたくて考えた曲です」とのケイゾウの言葉に、驚きに満ちた歓声が起こり、観客のシンガロングに彩られた「メッセージ」だった。

 クライマックスは、ドラムセットをフロア中央に移動させての「ルル」。マーヤはフロアを3周ほどクラウドサーフで巡った後、観客の頭上に掲げられながら叫びを放つ。

「俺たちの他にも、今日は素晴らしいライヴがありました。この予定がなければ、間違いなく俺はどこかに行っていたでしょう。だが! イースタンユースが待ってるっていって、来ないわけにはいかんじゃろーーー!」

「どこかのフェスで、(イースタンユースの)吉野さんは覚えてへんと思うけど、俺に言った。とあるビッグネームに向かって、『ロックンロールの成れの果てはあれかね?』と俺に問いただしました。絶対覚えてへんけどな。当時の俺は、『あれもひとつの形じゃないでしょうか』と言ってみたけれど、あの人は『ははははは、いい意見だ』と。あんとき俺はまだ20代、若造でした」

「イースタンユース、やっと演れる。やっと言える。あのバンドと形は違うけど、20年くらいやり続けてきました。キングブラザーズ。俺もなんでこんなことになってるのかわからんけども、自分の住んでる場所掲げて叫びまくる、ロックンロールをやっています。これも一つのロックンロールの形だと思うんですけど、イースタンユースどうですかーーーーーーーー!」

そしてぶち上げられた満場の「ニ、シ、ノ、ミ、ヤーーーーーーーーーーーーーーー!」のコールに、新宿ロフトが燃やし尽くされたのだった。満を持した顔合わせ、想像以上だった。

–>イースタンユース


— set list —
マッハクラブ / Big Beat / Sympathy For The XXXXX / 69 / ACTION!!!! / GET AWAY / SONG 4 / メッセージ / のりおくれんな / SONG 6 / スパイボーイズ / SONG 3 / 黒くぬれ!! / ドカドカ / SONG 1 / ルル

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