ウィルコ・ジョンソン(Wilko Johnson)@ 京都磔磔 2017.10.15

ウィルコ・ジョンソン・バンド30周年
フォトレポート @ 京都磔磔 2017.10.15

Wilko Johnson
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「Good evening!」大声援に出迎えられウィルコ・ジョンソンが応えるように大きな声でそう言った。ウィルコ・ジョンソン御歳70歳、ウィルコ・ジョンソン・バンド30周年を迎えたジャパン・ツアー最終日はもちろん、京都磔磔だった。

 何の迷いもなく振り下ろされるウィルコの右手のストロークは高速で、目の前で撮影していてもうっかり手だけを注視してしまうほどだった。チケットは完売し、超満員の観客は背伸びがちに彼の右へ左へ動く姿を追っていた。

 この日のウィルコはここ数年来見ている中でも、ベストアクトだったように思う。シャツを汗でビショビショにするほどのステージングはもとより、声量に驚かされた。生き生きとした伸びのある歌声だ。疲れを微塵も感じさせないタフな姿に、本当にすい臓がんを克服したのだなぁと痛感させられた。

 ノーマン・ワット・ロイのベースが小さくなると、ウィルコはいたずらに瞳を大きく開け、合わせるように小さく歌った。ディラン・ハウは華美さを抑えながらもバンドを支え、観客はグッと吸い込まれるようにステージ上に集中する。バンドは次第に大きなうねりを生み出し、その最高潮でウィルコがマシンガンのようにギターを抱え、左から右へ次々と客を撃ち落としていく。もちろん大喝采だ。ノーマンは笑顔でそんなウィルコを見つめていた。バンドの30周年を迎えられた喜びが、ステージから溢れてしまっている。

 2014年春、余命宣告を受けてのジャパン・ツアーの磔磔ライヴで彼は「もう君たちとも会えることはないだろう」と言い「バイ・バイ・ジョニー」を長々と名残惜しそうに演奏した。2017年秋、名月と紅葉で彩られた看板を前に、笑顔でさよならを言える奇跡をそこにいた全ての人が感じていた。おめでとう、ウィルコ。30周年おめでとう、ウィルコ・ジョンソン・バンド!
 

 

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Photos:
Tomoko "tommy" Okabe
tommy@smashingmag.net

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