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まあ、わかっていたことではあるけれど、朝霧で観てから、1週間も立たないうちに、またこの幸福のグルーヴに触れることができるなんて、そうとう幸せモノだと思う。朝霧においては「あまりに幸せすぎて、感動して涙が出た」と言う人がたくさん出てしまったのだ。果たして、気温のすっかり下がった札幌でも、そのグルーヴは有効なのだろうか。 前座のROCKING TIMEの演奏がかなり素晴らしかったので、会場は既にヒートアップ状態で、既に秋の気配たっぷりの札幌でもここだけ夏気分!てな感じになってきた。ブレイクタイムでみんなドリンクを飲んでかなりゴキゲンになっている。そんな中、フラフラ〜っと、黄金のメンバーが登場すると、オーディエンスがステージ前に殺到する。そうそう、札幌にくるのは初めてだし、フジロックや朝霧に行けない人にとって、これが初めての邂逅だ。伝説のSKATALITESの登場にがつがつするのも無理はない、と思う。だけど、札幌において、こういう光景はすごく珍しいことだとも思った。 |
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ウッドベースを支えながらLloyd Brevettが「TEN、NINE、EIGHT・・・」とカウントダウンを始めると、オーディエンスも「5,4,3,2,1」と続ける。そして「freedom!」の掛け声とともに、一斉に音が鳴らされる。その瞬間、あの、朝霧で感じた、えもいわれぬ幸福感に包まれてしまう。やはり、このバンドは凄いバンドなのだ。朝霧では、あの場所の魅力のせいもあるのかなと思ったが、ここ札幌における演奏でも、それは全く変わらなかった。 1曲目が終わると大歓声だ。そしてあの「チャーチャーチャーチャーチャー!ムスタファーラー」という必殺のMCにも大いに喜んでいる。Brevettのあのなまりは所謂ジャマイカ産なのだろうか。本当にそうなのかどうなのかはわからないけれど、それ自体がグルーヴィーなパフォーマンスになっているし、いかにもジャマイカだな!というイメージがして、楽しい。根っからのパフォーマーだということなのだろう。あと、彼がベースを弾いていてノリノリな時のしわくちゃな笑顔も最高だ。 |
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THE BEATLESの「I SHOULD HAVE KNOWN BETTER」が2曲目だったのは朝霧も同じだった。しかし、この曲をチョイスするセンスってさすがだと思う。自分はBEATLESの中でも、あまりこの曲は好きな方ではないけれど、SKATALITESのグルーヴに本当にぴったしの曲だと思う。BEATLESにはこの手のパターンの曲が意外とあるので、1回、BEATLESのカバーアルバムとか作ったら、そうとういいんじゃないだろうか。 |
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reported by YSMZ and photo by Q-TA MIDORINO |
Part 1 / 2 |
THE SKATALITES: http://www.skatalites.com/ |
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