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場内に聞き覚えのあるMCが流れる。「right now…、right now…」。それ聴いただけで、テンションが上がってしまう。そして「KICK OUT THE JAMS! MOTHER FUCKER!」から「ダダダダーン!」と鳴ったら、レッドゾーンなのだ。このMC5の「KICK OUT THE JAMS」という曲はどうして人をこう、盛り上げてしまうんだろうか。何千回聴いても、身体反応が同じだ。偉大な曲だと思う。 その「KICK OUT THE JAMS」に乗って、SUICIDE MACHINESの4人がステージに登場した。もうそれだけでかなり興奮させられる。何かやらかしてくれそうな予感に満ちてきた。そしてヴォーカルのJAYが「WE'RE THE SUICIDE MACHNES!」と自己紹介して、ジャンプ!。同時に、バンドの音が一斉に鳴り出す。何なんだこの音の凄みは。この音の太さ、重み、そしてその弾け飛ぶビートの強さは何なんだ。確かに彼らが10年以上のキャリアを持つパンクバンドだってことは事前に調査済みだったけれど、それにしても、これはそういうキャリアだけで説明できるものなのだろうか。 |
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その音のバウンスする力は、鍛え上げられた筋肉で打ち付けられるハンマーのようだ。それは凄く有機的なものに感じられる。彼らは自らを「機械」と名乗っているけれど、その音は、まさに人でなければ出せない、生きる力にあふれている。典型的な語義矛盾だと思うが、それは彼らの望むところなんじゃないだろうか。 ヴォーカルのJAYのアクションはすざまじい。と同時に、ちょっと変わってる。と、いうか面白い!。彼はあまり格好がいいとかそういうことはどうでもいいんだろう。とにかく好きなように暴れているとしか思えない。妙にクネクネしていたり、顔をゆがめて見たり、めちゃくちゃフリーキーだ。ベクトルだけで言うなら江頭・・・。ただ、かなり変だし、めちゃくちゃ笑えるけれど、そこにはネガティヴなものは感じられない。本当に本能のまま、音に合わせて飛び跳ねる。そして、オーディエンスの中に飛び込んでいく。そこにオーディエンスは、親近感を抱くのではないだろうか。自分たちと同じ気持ちで楽しんでいる気がするからだ。普段はちょっとシャイな札幌のオーディエンスも、彼の熱演ぶりに、だんだん気持ちを熱くしていく。 |
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reported by YSMZ and photo by Q-TA |
Part 1 / 2 |
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