ピールアウト @ 渋谷クアトロ (1st Jul '05)
「PEALOUT LAST STAND 響音 最後の狂鳴」 レポートを終えて
2005年6月11日〜7月1日。この夏は「ピールアウトの夏」として自分の中に記憶されるのだろう。夢中で全国を飛び回った1カ月。この季節のことはいつでも、これから何年経っても自分の中からとりだして、鮮やかに思い出せる。自分にとって、とても大事で宝物のように輝いている出来事。
東京のファイナルを観ながら、何度も各地でのライヴを思い出していた。3人だけで最後までやり遂げた福岡。あの時の言葉に出来ないほどの感動はこの先経験することはないだろう。ピーくんが入って自由な空気がいっぱいだった札幌。ここでしか聴けなかった"Siver Cheers"、"NO EXIT"、"It's The End Of The World"。お客さんが入らない時期があったなんて信じられないくらいパワーを感じた名古屋。最後までノリがよくて「楽しい!」というのが一番にあう場所だった大阪。名古屋、大阪と続けて出たゴッチンの笑顔。各地のステージとフロア、いろんな人達の間で交わされた、たくさんの「ありがとう」。数えきれないほどの素晴らしい瞬間が走馬灯のように駆け巡って、笑いながらたくさん涙がこぼれた。
そして東京。語り尽くせない熱と笑顔、汗と涙。「何度でも紹介するぜ! 岡崎善郎、高橋浩司、近藤智洋! ピールアウト!!」そうやって刻まれた3人の名前。
5本全部が違うライヴで、全部がベストライヴだった。
ピールアウトのライヴを観た後はいつも「さぁ、次は何が観られるんだろう、どんな風に進化しているんだろう」と、終わってすぐに次のライヴが楽しみになっていた。このツアーも例外ではなくて、1本1本ライヴを重ねる度に力を増して、進化し続けているように見えた。5本トータルで全192曲、時間にして18時間45分。こんなことが出来るのはピールアウトしかいないでしょう! 流行の音楽ではなかったかもしれない。万人受けする歌ではなかったかもしれない。でも胸の奥の奥に残っていく曲と歌とライヴを魅せてくれるバンドだった。そういうバンドと出会って、最後まで追いかけることができて本当に幸せだと思う。
ラストツアーが終わって、あとはフジ/ロックを残すのみ。ピールアウトは終わってしまうけれど、3人それぞれ活動を始めたらまた観に行きたいと思っているし、インタビューもしたい。ひとつのことの終わりはこうやってその先へと続いていくのだ。永遠に終わらないものなんてない。だけど、終わらない想いはある。心の中に"ピールアウト"がずっと鳴り続けているように。
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report by wacchy and photos by saya38
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mag files : ピールアウト (Pealout)
「PEALOUT LAST STAND 響音 最後の狂鳴」レポートを終えて : (05/07/01 @ Shibuya Club Quattro) : review by wacchy,photos by saya38
大いなる可能性 : (05/07/01 @ Shibuya Club Quattro) : review by nob,photos by saya38
ツアーファイナル、東京。会場に溢れた"Peace,Energy And Love" : (05/07/01 @ Shibuya Club Quattro) : review by wacchy,photos by saya38
photo report : (05/07/01 @ Shibuya Club Quattro) : photos by saya38
大阪は最後まで熱かった! : (05/06/26 @ Shinsaibashi Club Quattro) : review by wacchy, photos by tommy
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長くて短かった名古屋の夜 : (05/06/24 @ Nagoya Club Quattro) : review and photos by wacchy
photo report : (05/06/24 @ Nagoya Club Quattro) : photos by wacchy
「ありがとう札幌!」、「ありがとうピールアウト!」 : (05/06/18 @ Sapporo Bessie Hall) : review by wacchy, photos by q_ta
photo report : (05/06/18 @ Sapporo Bessie Hall) : photos by q_ta
ツアー初日、福岡ラストライヴ。とにかくライヴへ行け! : (05/06/11 @ Fukuoka Drum Son) : review by wacchy, photos by hanasan
photo report : (05/06/11 @ Fukuoka Drum Son) : photos by hanasan
一生忘れられないツアーになった。 : (05/05/29 @ Shimokitazawa Club251) : review by wacchy, photos by saya38
photo report : (05/05/29 @ Shimokitazawa Club251) : photos by saya38
場所がなければ自分たちで作ればいい : (05/05/27 @ Osaka Sun Hall) : review and photos by wacchy
PUNK=楽しむための音楽 : (05/05/26 @ Nagoya Huck Finn) : review and photos by wacchy
つながっていく"激ロック"という意志 : (05/05/04 @ Shinjuku Loft) : review by wacchy, photos by saya38
photo report : (05/05/04 @ Shinjuku Loft) : photos by saya38
photo report : (05/04/08 @ Shibuya O-west) : photos by wacchy
追う者と受ける者が出会う特別な夜 : (05/03/27 @ Shimokitazawa Club Que) : review by wacchy,photos by saya38
Interview : 『1回ライヴやると寿命が縮まる感じがする』:interview by yzms, photo by q_ta
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"Pealout1994〜2005" ( 国内盤 )
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『ROLLS NEVER END』 ( 国内盤 )
『WILL』 ( 国内盤 )
『旅人の歌』 ( 国内盤 )
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『原始進化』 ( 国内盤 )
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2005
「PEALOUT LAST STAND 響音 最後の狂鳴」レポートを終えて : ピールアウト (1st Jul @ 渋谷クラブクアトロ)
ツアーファイナル、東京。会場に溢れた"Peace,Energy And Love" : ピールアウト (1st Jul @ 渋谷クラブクアトロ)
大阪は最後まで熱かった! : ピールアウト (26th Jun @ 心斎橋クラブクアトロ)
長くて短かった名古屋の夜 : ピールアウト (24th Jun @ 名古屋クラブクアトロ)
photo report : Pealout (24th Jun @ Nagoya Club Quattro)
「ありがとう札幌!」、「ありがとうピールアウト!」 : Pealout (18th Jun @ Sapporo Bessie Hall)
ツアー初日、福岡ラストライヴ。とにかくライヴへ行け! : ピールアウト (11th Jun @ 福岡ドラムサン)
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場所がなければ自分たちで作ればいい : 激初期衝動シンポジウム Vol.5 feat.ロスト・イン・タイム、 ファック・ユー・ヒーローズ and ピールアウト (27th May @ 大阪サンホール)
PUNK=楽しむための音楽 : 激初期衝動シンポジウム Vol.4 feat.ロスト・イン・タイム、 ファック・ユー・ヒーローズ and ピールアウト (26th May @ 名古屋ハックフィン)
超個性派動物園 : focus ON VOICE feat.ジョウミチヲ(DUSK),篠原信夫(the blondie plastic wagon),浜田亜紀子(GO!GO!7188),TOMOVSKY and オンガシューヘイ(understatements (25th May @ 下北沢440)
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photo report : ザ・ブロンディ・プラスティック・ワゴン : (11th May @ 下北沢クラブキュー)
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2004
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CD Review : 『ROLLS NEVER END』 : ピールアウト (18th Sept)
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『もっと唄いたいっていう気持ちは、10年間変わっていない』:コンドウトモヒロ(ピールアウト)・インタヴュー
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4つの夜明けの太陽たち : 「スペースシャワー列伝 第三十九巻〜暁の宴〜」(11th Jun. @ 新宿ロフト)
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