フォールズ とのツアー、先陣を切ったのはミッドナイト・ジャガーノーツ。デビュー・アルバム、『ディストピア』をひっさげての来日ツアーとなった。残念なのは、このレポートを届けられるのが最終日であるということ。次に見られるのがフジロックまでないかもしれないということだ。それほど完成度の高い、素晴らしいステージだった。

　アンディが主にギターとベースを主に担当するが、曲によってヴィンセントと交替。彼らが浮揚感漂うメロディを奏でる後ろで、ダニエルのドラムが強烈な破壊力で土台をがっちりと固める。ジャガーノーツ兄弟（実の兄弟ではないらしい）に注目がいきがちだが、ドラムのダニエルの存在感が圧倒的。彼のドラムがあって始めて成立するバンドではないかと感じてしまった。

　そして何よりも、３人が３人とも非常にスマート！音でも容姿でも人を酔わす彼ら。フジロックの台風の目、第一候補に推薦したい。

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